ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

784:そりゃそうなるよね、うん ページ34

A side







トリエルは凄いな


あのアンダインを振り回せる人なんか中々居ないよ














トリエル「そうそう
お肌の話で思い出したのだけれど、
私最近
顔の毛並が少し荒れてるのよ〜、
何か良いトリートメント剤無いかしら？」ﾌﾑｯ





アンダイン「何、毛並みが荒れてるだと?
さては栄養が足りてないんじゃないのか？
それならばトリートメントなんぞ
いくらやっても焼け石に水だ！

いいかトリエル！
まずは食生活から変えるのが一番いい！
たんぱく質はもちろん、
普段控え気味な脂質だって
適度に摂取しなければ良い毛は生えないぞ！

ビタミンAとビタミンEも摂るといいな、
毛の艶出しには不可欠で..」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ







『...oh..』






アンダインのトークの熱と圧が凄い...!





アニメオタクに好きなアニメの解説させたら

トークに熱が入って止まらない時のアレだよ！！







カロン「お〜アンダイン様は
相変わらずの健康オタクですね〜！

さて、トリエル様が時間を稼いでくれている内に
我々は
お花を貰って退散しましょうか。」ﾆｺﾆｺ




『...?..え、じゃあわざと会話を..』ﾁﾗｯ








二人の方を見ると、

アンダインはさらに熱を込めて話している。





トリエルと目が合うと、

そのままチラリと花畑の方を見て

私にパチリとウインクをして見せた。








...このまま、花畑の花を摘んで行けって事か。






私はコクリと頷いて、

トリエルに軽く会釈すると花畑から


キレイな黄色い花を何本か摘み取った。




そうして顔を上げると、
カロンが手を差し出して来たので、

私は手を取って立ち上がり、
そのまま洞窟を後にした。









―――――――ザッザッ――――――







――――――――ザッザッ―――――――――












カロン「いやぁ、まさかあのタイミングで
アンダイン様が来るとは思いませんでしたね〜」






『...本当にそうだね、
トリエルには感謝しないと。

もしあの場でニンゲンだとバレたら
青い槍で串刺しになる所だった..』ﾌﾞﾙｯ








やがて船の所までたどり着くと、



カロンは早々と船のロープを取り外して


船の中に置いていたオールを握った。





カロン「さあ、行きましょうか〜」




『そうだn』










――ガハハッ！

私から逃げようだなどと1000年遅いわ！――















......うん





嫌な予感はしてたよ！






すんなり事が運んだ試しが無いからね！！

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