ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

783:悩める大人の女性だから ページ33

A side







トリエル「あら！
じゃあ茶葉の女神ならなってくれるの？」ｷﾗｷﾗ




アンダイン「バカ者が！なるわけないだろう！

..ふん、お前の考えは読めているぞトリエル、

戦争の女神さえ居なくなれば、
ニンゲン同士が
争いをしないで済むんじゃないか、

無用にニンゲンを消す必要が無くなるんじゃないか

そう思っているんだろう？

だがな、アイツ等は放っておいても
必ずいさかいを起こす。
何故ならニンゲン共には闘争本能があるからだ！

そうなれば当然、兵士となる人口も増え続ける。

だからニンゲンを減らさなければならんのだ！
お前がどう思っていようが、
これは我ら神々の処世術なんだぞ、

全滅させないだけ温情があるとは思わないのか！」ﾌﾝｯ












.......成る程......





トリエルには申し訳ないが、


当の人間である私には分からない話ではない。




アンダインの言うように、

私達人間には闘争本能がある。

戦争も起こすし、

些細な事でいさかいも起こす。






.....本来、私達ニンゲンにだって






争いを起こさないで済む為の








真実を見極める目も










相手を思いやる言葉を紡ぐ口も















誰かの悲しむ声を聞く耳も











優しい心(ソウル)も持っているはずなのにな、
















...でも、それでも、今ある科学文明を

ただ進化を競い合うだけで

その技術を全て得られたのかと問われれば...





悲しいけど...そうとも言えないんだろう。








アンダイン「それで、話がそれたが、
後ろにいる女は何者なんだ?
どうも聞き覚えの無い声だったが..」ｼﾞｨｯ






トリエル「...え？誰の事？」ｺﾃﾝ





アンダイン「とぼけるんじゃない！
その後ろの...何だ...
..渡し守のそっくりさんみたいな女の事だ！」ﾋﾞｼｯ






トリエル「もうアンダインったら、
そんなに怒ってばかりいたら
シワが増えちゃうわよ？」



アンダイン「...え、シワ!?どこに!?」ｻｻｯ





トリエルの放った言葉に、

アンダインは途端に驚いた顔をして

手鏡で顔を確認している。






トリエル「ウフフ、ごめんなさい冗談よ！
貴女はいつみても水も滴る程に瑞々しくて
スベスベなお肌だから大丈夫！」ﾆｺｯ





アンダイン「...何だビックリした..冗談か..」ﾎｯ














あぁそこは普通の女性の反応なのね。





...ってか、魚人にもシワ出来たりするんだな








想像したらちょっと面白いかも

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