ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

782:私はとことん運が無いようだ ページ32

Aside












何事かと声のした方を見ると、




そこには


子供の姿だった私を何の迷いもなくひと突きにした





アンダインが、胸を張って仁王立ちしていた。








『〜〜!!??』ﾋﾞｸｯ







一瞬、あの時の恐怖がよみがえって来て、


私は思わず肩を跳ねらせる





カロン「おや〜
これは戦争の女神、アンダイン様〜

今日は知の神、
アルフィス様は御一緒じゃないんですか〜?」





アンダイン「...ん？何だ
誰かと思ったら渡し守じゃないか、

貴様こんな所で何をしてい..る..?」ﾁﾗｯ








....戦争の女神......





私が想像してたより物騒な女神様だった





...まぁ彼女にはピッタリな気もするが...





そう思って、カロンと話しているアンダインの方へ

視線を移すと、彼女もこちらを

チラリと一瞥してきたので私はドキリとした。


トリエルから貰った
紅茶の入ったカップを持つ手に力を入れて


顔が見られないようにほんの少し顔を下に向ける。





アンダイン「....おい、そいつは何者だ..?」ｼﾞｯ





その、アンダインの怪訝そうな声からも


彼女が訝しげに此方を見ているのが分かった。






...まずいな...

何か言わないと怪しまれる....









『....えっと....ﾊｼﾞﾒﾏｼﾃ...ﾒｶﾞﾐｻﾏ....』ﾎﾞｿｯ



アンダイン「ぇえい声が小さくて聞こえん！！

貴様もっと腹に力を入れて話せ！！」ｳｶﾞｯ




『!!??ご、ごめんなさい！！』ﾋﾞｸｳｯ











やっぱり彼女は何処の世界でも怖い！







私が縮み上がっていると、


ふいに私の視界は、

キレイなドレスに遮られた。




見ると、トリエルが

ニコニコ笑顔のまま私の前に出ていた。









トリエル「こんにちわアンダイン。
お久しぶりね、元気だった？」ﾆｺ




アンダイン「...あぁ、こんにちわトリエル。
私は変わらず毎日体を鍛えているよ。

戦の神である私が
食っちゃ寝して三段腹になったら

アルフィーに笑われるからな！！」ｶﾞﾊﾊｯ




トリエル「ん〜、私としては、
アンダインは戦争の女神よりも、
美味しい紅茶を淹れられるのだから、

いっそ紅茶の女神になって欲しいわ！」ﾆｺﾆｺ






アンダイン「待てトリエル、
そんな規模の小さい女神が居てたまるか！！

せめて茶葉全体で括れ！！」ｳｶﾞｯ







アンダイン..



括ったらOKなのか.....茶葉の女神だぞ...！！








私は今直ぐにでも転職して欲しいけどね...？？

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