ﾀﾋのうとして色々あってやっと皆の記憶を消し飛ばしてリセットしたと思ってたのに、あの子は覚えていた。<16>【 Undertale】

779:彼女はトリエルに歓喜した ページ29

A side









トリエル.....生トリエルだ...！！







トリエル「さあ、立ち話も良いけれど、

お茶とお菓子が無ければつまらないわ！

いらっしゃい、今日はとっておきを出すから！」
ﾆｺﾆｺ




『....』ｼﾞｨｨｯ





カロン「...?お嬢さんどうしたんですか?

目かっぴらいてますよ〜怖いですよ〜？」ﾌﾘﾌﾘ






ゲームだとちょっとのっぺりとしたワンちゃん、

尚且つ、
大柄の女性モンスターってイメージがあったけど





今目の前にいる女神様バージョンのトリエルは



ゲームで見たよりも

ずっと白く、フサフサとしていて

睫毛の長い目元はパッチリしている。

黄緑の明るいドレスが、
その白くフサフサとした彼女と
良くマッチしていて、

とても可愛いらしかった。





...主人公に対する接し方や物腰から

お母さんキャラなのかと思っていたが、




全然若いし、可愛い...！







カロン「もしもーし私の話聞いてますか〜！」大声




『!?はっ...し、しまったつい...』







知らない内にトリエルをガン見していた





...だって......仕方ないじゃないか...








私は可愛いものには目が無いんだから！！





トリエル「フフ、
面白い新入さんで良かったわね渡し守さん！」ﾆｺﾆｺ





カロン「?いえ、違いますよ女神様？

彼女は渡し守の新入さんではありませんよ〜、

まぁ〜ぶっちゃけ
もう一人居て貰えたら大変助かりますけど〜、
そもそも、
私を社員登用できない大元が
バイトを増やしてくれるとはとても思えません！」
ｽｯﾊﾟﾘ




トリエル「あらあら、ズバｯと言いきったわね！

でも、ならなんでこの子はローブを着ているの？」




『...女神様.....それは...』





トリエル「A、
どうか私の事はトリエルと呼んで?
だって、
私と仲良くしてくれるのでしょう？」ﾆｺｯ




『...ｸﾞﾌｯ...はi...じゃなかった...うん。

分かったよ、トリエル。』ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ







カロン「!?あ〜私の綿50%配合の
割りと良いローブから

何故か真っ赤なケチャップがぁぁあ!!」ｽﾞｶﾞｰﾝ





『...あ...ごめん、カロン。
少しソウルにダメージを負ってしまってね...

ちゃんとクリーニングに出してから返すから』ﾌｷﾌｷ





カロン「いや今のどのタイミングで
吐ケチャップする程ダメージ負ったんですか！？」








『....あのね、トリエル

今日私は、リーパーに頼まれてここに来たんだ。

君からお花を貰う為にね。』ﾊﾟｻｯ

780:トリエルに悪気は無かった→←778:カロンは不思議な子

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す