777:カロンのとっておき ページ27
A side
カロン「所でAお嬢さんは〜
何故サンズに使いを頼まれたんですか〜?」
『.....ん..?』
私が生命の女神の事であれこれと考えていたら、
唐突にカロンに声をかけられた。
カロン「私は渡し守なので、
普段はお客さんの諸事情には踏み要らないが
鉄則なんですけどね〜?
でもそれでも気になってしまいました！
何たって、
貴女は生者なのにサンズが鎌を振るわないなんて
この数百年無かった事ですからね〜」ｷｺｷｺ
『あぁ、それは事情があるんだよ。
...これ、言っていいのか分からないけど、
私が別の世界から連れてこられた人間だったから
その悲運を憂いだリーパーが
今回のお使いを無事にこなせたら
ソウルを摘まないでやると言ってくれたんだ。』
私がそう話すと、
カロンは脇にオールを挟み、
合点がいったと言うようにポンッと手を叩いた。
カロン「..あ〜成る程〜！
貴女は別の世界のニンゲンでしたか〜、
どおりで違和感があると思ってました〜
でも、」ｷｺｷｺ
『....?』
カロンはそこまで言うと
少し考える素振りをしながら口を開いた。
カロン「それでも、
あのサンズが譲歩するのは珍しい、
今日なんて、あんなに話してくれましたし、
彼は普段滅多に口をきいてくれませんからね〜」
ｷｺｷｺ
『...え、そうなんだ..?』
カロン「えぇ、口をきかないだけなら
まだいいんですけど〜、
最初の頃なんか、何の説明も脈略も無しに
突然と船に乗り込んで来て、
ジッと此方を無言で見てくるものだから
物凄く怖かったんですよ〜?」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
『..うん、それは違う意味で怖いよ、
無言で見つめるとか何それ怖すぎる..』ﾌﾞﾙｯ
カロン「..このさいだから聞いちゃいますけど、
一体サンズに何を頼まれたんですか〜?」
『お花を受け取って
枯らさずに帰って来いと言われた。』
カロン「...花？」ｷｮﾄﾝ
『ﾀﾋ神である彼が触ると
生きてる物は皆枯れてしまうみたいだからね。
大切な友人から貰った花が枯れてしまわないようにと私に頼んだんだと思う。』
カロン「...成る程、
でもそのままの格好では危険ですよ〜?
んー...よし、
ならお嬢さん、これを被って下さい！
私のローブ(グラマラスな香り)休日用！」ﾌｧｻｯ
『!!す、凄い！
見た目は変わらないけどめっちゃ良い匂いする！』
778:カロンは不思議な子→←776:女神の姿を彼女は知らない
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虹色human - パップマイペースすごｗｗｗでもそこもかわi(( (6月5日 14時) (
レス) @page50 id: ab77b1c347 (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - ナイトメアの渾身の高笑いwｗｗｗ (6月4日 13時) (レス) @page50 id: 11c17e35d9 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - リーパーが苦労人過ぎて可哀想で草wwwさも当然かの様に部屋を貸してもらえると思ってるナイトメアもナイトメアだよなぁ…()今回も面白かったです。更新頑張って下さい！ (6月2日 12時) (レス) @page49 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒 - いやああああああああああああああああメア様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！ (6月1日 19時) (レス) @page49 id: 539d44f742 (このIDを非表示/違反報告)
にいかぅ(プロフ) - リパきちゃああぁぁぁ！！！しかも同居ですか最高ですねそれに弱体化して闇AUに袋叩きですかなんということでしょう貴方は神ですか？？？ (6月1日 18時) (レス) @page49 id: c7307675fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫軍曹 | 作成日時：2023年3月5日 7時
