774:はじめまして渡し守さん ページ24
A side
リーパーの後について行って
玄関の扉をくぐった私は目を見開いた。
リーパー(ﾀﾋ神)が住んでる位だから、
薄暗くて、さぞかし不気味な場所なのだろうと
勝手に思っていんだが
『...キレイだ...何かジ○リみたい...』ｼﾞｯ
リーパー「...おい、
ボサッとしてると置いてくぜ?」ﾁｬｷｯ
カラス「ジ○リって何だ..本の仲間か..?」ｺﾃﾝ
外は確かにキレイだったが、
やはり神々の住む世界だけあって
どこか、浮世離れしている。
私は、観光客丸出しの人間のように
あちこちをキョロキョロと見渡しながら、
リーパー達の後についていった。
そうしてしばらく歩くと、
目の前に海のように大きな川が現れて
見回してみるとその川の縁に、
木製の船の上でカクカクと頭を上下させている
フードに身を包んだ人?が立っていた。
...あの人が...渡し守か...?
リーパー「....さっき連絡しといたのに、
もう居眠りしてんな。」呆
カラス「ふん、分かったぞ！
今日は主が裁いたニンゲンが少なかったからな、
こうして居眠りして
時給を稼いでいるに違いない！」ﾄﾞﾄﾞﾝｯ
『..冥界の渡し守ってバイト(時給)なんだ..』
渡し守「...ん〜、....ん？
おっとこれは失敬！
うっかりうたた寝してしまいました〜。
おや？
此方のニンゲンのお嬢さんは?」ｺﾃﾝ
『....えっと、はじめまして渡し守さん
私はAと言います。』ﾍﾟｺﾘ
渡し守「礼儀正しいお嬢さんで大変素晴らしい！
こちらこそはじめまして、
私の事は気軽にカロンと呼んで下さいね〜」ﾆｺﾆｺ
彼は船から降りてきてそう言うと
近づいて来て手を差し出してきたので、
私は握手を交わした。
カロン「いやあニンゲンの生者の方と手を繋ぐのは
本当に久しぶりですよ〜、
やはり良い物ですね〜温もりというのは！」ﾆｺｯ
カロンはそう言うと、嬉しそうに笑った
...ような気がする..か。
フードで顔は見えないから
雰囲気だけで判断するしかないんだが
リーパー「....」ｼﾞｯ
カラス「??ん、...主、
もしかしてカロンのヤツが羨ましi..ﾍﾌﾞｯ」ｶﾞﾝｯ
リーパー「そんな訳ないだろぶつぞ。」ﾑｯ
カラス「主！いつも言ってますが
大鎌の刃の部分で殴るの止めて本当に痛い！
ってか何ならちょっと刺さってます！！」ﾋﾟｭｰｯ
775:いざ行かん女神の元へ→←773:頼むから少し考える時間をくれ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 249人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
虹色human - パップマイペースすごｗｗｗでもそこもかわi(( (6月5日 14時) (
レス) @page50 id: ab77b1c347 (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - ナイトメアの渾身の高笑いwｗｗｗ (6月4日 13時) (レス) @page50 id: 11c17e35d9 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - リーパーが苦労人過ぎて可哀想で草wwwさも当然かの様に部屋を貸してもらえると思ってるナイトメアもナイトメアだよなぁ…()今回も面白かったです。更新頑張って下さい！ (6月2日 12時) (レス) @page49 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒 - いやああああああああああああああああメア様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！ (6月1日 19時) (レス) @page49 id: 539d44f742 (このIDを非表示/違反報告)
にいかぅ(プロフ) - リパきちゃああぁぁぁ！！！しかも同居ですか最高ですねそれに弱体化して闇AUに袋叩きですかなんということでしょう貴方は神ですか？？？ (6月1日 18時) (レス) @page49 id: c7307675fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒猫軍曹 | 作成日時：2023年3月5日 7時
