772:彼女の緊張感はズレている ページ22
A side
『....じゃあ、さっそく行って来るよ。
あ、そうだﾀﾋ神様..』
リーパー「.......リーパーでいい、」ﾌﾘﾌﾘ
『....じゃあ、リーパー、
私はこの世界を知らない。
せめてその人が待っている場所までの
地図か何かをくれないかな。』
リーパー「....地図か、
それなら確かパピルスの部屋に...」
カラス「主、どうぞ私めにお任せ下さい！
娘、この私が地図を書いてやるから感謝しろ！」ｽｯ
シロはそう言うと、
タンスの引き出しから紙とペンを取り出して
テーブルに並べ始めた。
『...へぇ、カラスって地図も書けるんだね』
カラス「ふん、
私位にもなればこの程度造作もない！」ﾌﾌﾝｯ
....姿は紳士なのに....カワイイんだよなぁ...
リーパー「...一応、パピルスの部屋見てくる。」
ｶﾀｯ
っと、
リーパーはそう言って立ち上がると
大鎌を置いたまま部屋を出ていってしまった。
カラス「...主はお優しいお方だ、
アホな貴様が地図を無くしても大丈夫なように、
〔2つ〕も
持たせようとして下さっているのだからな！」
....何か違うような気もするが、
彼はそのままテキパキと地図作りを始めたので、
私は完成を待っている間
何となく手持ち無沙汰になり、
彼の置いていった大鎌を観察する事にした。
リーパーの大鎌はそれは立派な装飾がされていて、
私の世界の、
神話に出てくるﾀﾋ神が持ってるような
シンプルな物では無かった。
....キレイだな
『...ねぇカラス、もしこの大鎌に触ったら
..やっぱり..ﾀﾋんじゃうかね』ｼﾞｯ
カラス「ふん、
触れたニンゲンなんぞ居ないから知らん、
気になるなら触れてみたらどうだ？
ただしどうなっても知らないぞ。」ﾌｲｯ
私はシロの言葉を聞いて、
大鎌に向けていた手を下げた。
『...それもそうだね、やめておく。』ｽｯ
――――――――カタッ――――――――
『........??...ん、今この鎌.....?』
カラス「よし、書けたぞ娘！
これを持って行けば
簡単に生命の女神の元へ一直線だ」ﾋﾗｯ
シロはそう言って、意気揚々と紙を差し出した。
『もう書けたの？ありがとう、助かるよ。』ｽｯ
さてと、遠くないといいが
そう思ってシロの書いた地図を見たら
そこには、海も山も突き抜けて
本当に一直線のルートが書かれていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 249人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
虹色human - パップマイペースすごｗｗｗでもそこもかわi(( (6月5日 14時) (
レス) @page50 id: ab77b1c347 (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - ナイトメアの渾身の高笑いwｗｗｗ (6月4日 13時) (レス) @page50 id: 11c17e35d9 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - リーパーが苦労人過ぎて可哀想で草wwwさも当然かの様に部屋を貸してもらえると思ってるナイトメアもナイトメアだよなぁ…()今回も面白かったです。更新頑張って下さい！ (6月2日 12時) (レス) @page49 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒 - いやああああああああああああああああメア様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！ (6月1日 19時) (レス) @page49 id: 539d44f742 (このIDを非表示/違反報告)
にいかぅ(プロフ) - リパきちゃああぁぁぁ！！！しかも同居ですか最高ですねそれに弱体化して闇AUに袋叩きですかなんということでしょう貴方は神ですか？？？ (6月1日 18時) (レス) @page49 id: c7307675fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒猫軍曹 | 作成日時：2023年3月5日 7時
