ﾀﾋんで、さあ人生再スタートだ！と意気込んでいたらあっさりサンズに見つかって挙げ句ミラーにその事がバレて...もうどうにでもなーれー。<15>【 Undertale】

744:キッドも大きくなったな ページ44

A side








キッドはマフェットに向き直ると、

側に置いていた花束を差し出した。






キッド「マフェット、おめでとうさん！」ﾆｶｯ





マフェット「まあ、キレイなお花！
ありがとうキッド。」ﾆｺｯ






マフェットは嬉しそうにニコリと笑うと、

その花束を二本の手で持って、
店員のいる方へ振り返った。





マフェット「ねぇ、このお花を
お店の前に飾っておいてくれないかしら？」ｽｯ




店員「わあキレイですね！分かりました！」ﾆｺｯ







マフェット「キッド、来てくれてありがとう！
スイーツを御馳走するから食べていってね。

私はこれから厨房に入らないといけないから、
それじゃあ、またね！」





マフェットはそう言い残して、

名残惜しそうにしながら
バタバタと厨房へと入って行った。







『...マフェットさんは凄いな、

店内だけじゃなくて厨房も入るんだね。』






キッド「だよなー、オーナーなんだからさ、
のんびりしてりゃいいのにな？
俺がオーナーなら絶対に働かないね！」




コール「だろうな。」苦笑





キッド「...なんだよ、
その呆れたような目付きは！

俺だって今こそ苦労人だけど、

そのうち偉大な研究者になって、
偉くなってやるんだ！

そしたらお前に
ワンコインランチ御馳走してやるからな！」ﾆｶｯ






コール「ワンコインランチって...

偉くなるんだろ？
僕、高級料理フルコースがいいな。」





キッド「冗談言うなよ！高級フルコースなんて
可愛い彼女にしか奢らないね！」ﾌﾝｯ





コール「ふーん？じゃあ、
その可愛い彼女はいつ作るんだよ？」ｺﾃﾝ






キッド「あー...今は..その...、

....い、忙しいから作らないだけだ！」ﾊﾞｯ






コール「はいはい。」ﾌﾘﾌﾘ









『..フフッ、夫婦漫才みたいだな、この二人。』









...キッドっていい子だな。




明るくてムードメーカーだし、


こうして何気ない会話にも

コールさんを気遣っているのが分かる。











しかし、キッドまで乱入してくるとは....







そろそろ賑やかになってきちゃったな





コールさんと居ても何とか言い訳出来るけど、




モンスターのマフェットや

キッド達と話しているのを

万が一ミラーに見られたら大変な事になる。







何処かのタイミングで抜けるしか...






店員「Aセット２つお待たせしました！」ﾆｺｯ











うん、とりあえず食べてから考えるとしよう！

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