ﾀﾋんで、さあ人生再スタートだ！と意気込んでいたらあっさりサンズに見つかって挙げ句ミラーにその事がバレて...もうどうにでもなーれー。<15>【 Undertale】

737:コールとベルのいきさつ ページ37

A side








『...うーん、ベルさんは、
何故そこまでコールさんの事を
心配なさってるんですか？

未成年ならまだしも、
コールさんはもう立派な成人男性ですし。』






昔は、物凄い引きこもりだったとか....




それか単純に、弟が可愛いから....かな





同じ姉として

下の子に世話を焼きたい気持ちは分かるけど、




あれは少し異常だろう。








コール「...まだ私が幼い頃に、
家族で公園に行ったんですが、
些細な事で姉さんと喧嘩してしまって、

氷の張った池に向かって走っちゃったんです。」





『え!?まさか、お、落ちちゃったんですか!?』







コール「はい、見事にドボンです。

その後意識が無くなって、
気がついたら病院のベッドの上でした。

私が目を覚ますと姉さんは
抱き締めたまま何度も何度も謝って、
しまいには号泣してしまって。

...それからなんですよ、
姉さんがああなってしまったのは。」








『...あぁ、
ベルさんは自分を責めているんですね...』






コール「えぇ、私も最初は自分を責めました、

何故あんな池に行ってしまったんだろうって。

でも、姉さんはあの日からずっとこうなんです。

...何年経っても
ずっと私の身辺を付きまとって

好きになった女の子を影で脅したり

仲良くなった友達の家族まで調べたり

段々とやることがエスカレートしていきました。」







『...oh...
思ったよりやってる事がキッツいなベルさん』






コール「...それが原因で何度も喧嘩しましたが、
姉さんはそれでも止めてくれなくて。

最近ではそれが原因で仕事にまで
支障が出てるんです...

今日だって、
本当なら別邸の仕事があったはずなのに
ここに来たと言う事は、
その仕事もクビでしょう...」ｹﾞﾝﾅﾘ






コールさんはそこまで言うと

ヒビの入ったカップの中の

少し冷めた紅茶を口に運んだ。





『...何とかしないと本当にヤバいですね。』





コール「はい、
でも、下手に怒らせて、
姉さんがヘソを曲げてしまうのも困るんですよ。
兄さんは、
あまり契約を更新してもらえないので..」





『??え、何でですか？』ｷｮﾄﾝ









コール「...それが、
何処の別邸の夫人やお嬢様方も

兄さんの筋肉に惚れてしまうらしくて...

旦那様方の中には兄さんを
嫌がる方も多くて..」ｹﾞﾝﾅﾘ









『....美しいは罪ならぬ...筋肉は罪...！！』








旦那、お前ら悔しいならプロテイン飲めよ！！

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