ﾀﾋんで、さあ人生再スタートだ！と意気込んでいたらあっさりサンズに見つかって挙げ句ミラーにその事がバレて...もうどうにでもなーれー。<15>【 Undertale】

729:薬屋コールさん ページ29

A side









『...バトルで、
回復アイテム作れるキャラとかいたら
ほぼ無敵じゃないか。』




仮にそう言うキャラが居たら、


作成回数に制限をつけるとか


MPを大量に消費するとか、


なんか制約付けないとチートキャラだよコールさん







コール「...Aさんは優しいんですね、

そんな風に褒めて貰ったの初めてです。」ﾆｺ





『いや君の回りの人間は
戦闘キャラ推ししか居ないんかい。

コールさん、
それは凄い能力ですよ？尊敬します！


私なんて
何の能力も無いただの人間だから羨ましい...

ミラーからも先日、
〔能無しの底辺ザコモブ〕と言う
称号を貰ったばかりですし、』






コール「いやいやAさん、
そこは貰っちゃダメです、怒る所ですよ..?」








『...んー、

まぁでも、実際そうだからね..』ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ












私がそう言うと、何故かコールさんは

呆れたような顔を向けながらため息をついた。














コール「...成る程、
Aさんの性格が分かってきたぞ、

この人はアホ程のお人好しなんだな...」ﾎﾞｿｯ







『ん、何だい？』





コール「...いいえ、何でもありません。

さあ、ミラー様が目を覚ます前に
顔を洗って来た方がいいでしょう。
そのままにして目が腫れてしまったら、

それこそ彼女が大暴れしますよ..??」





『!?忘れてた。
じゃあ、ちょっと行って洗ってきますね。』ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ







しまった、大泣きしたのすっかり忘れてた






私は洗面所に着くと、

蛇口からお湯が出るまで待って


手ですくうと、目の回りをお湯で流した。






そうしてしばらくやっていたが、


すっかり目が血走ってしまっている。







『泣くと何で目が赤くなるんだろうな...

どうしよう...』ｼﾞｯ







私はタオルで顔をソッと拭うと






とりあえずコールさんの元へと戻った。








コール「あ、Aさん、
ちょっと隣に座って下さい。」ﾁｮｲﾁｮｲ





『??はい。』ｽｯ





私が隣に座ると

彼は小物入れから何かを取り出した。






コール「調度目薬があるんです。

さぁ、少し上を向いて下さい今薬を..」ﾃｷﾊﾟｷ




『え?いや自分でやります..』




コール「手製の目薬なので加減が要るんですよ、

さ、ミラー様が起きる前に済ませましょう。」ｽｯ




コールさんは準備を済ませると、


私の顎を持ち上げた。










...人に目薬されるのって意外と怖いよね。

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