ﾀﾋんで、さあ人生再スタートだ！と意気込んでいたらあっさりサンズに見つかって挙げ句ミラーにその事がバレて...もうどうにでもなーれー。<15>【 Undertale】

702:それは、いつか見た光景.. ページ2

A side












....ムリムリムリムリ...!!!





確かゲームだと

4体同時で打って来てるのは見た事あるけど



私の頭上のガスブラは6体はあるぞ...!?






私は、

大きく口を開けたガスブラから

ジリジリと後退するが、

ガスブラは私の周りを離れず周回している。









.....普通に恐いよぉぉお....!!!











サンズ「さあ、お前はこの状況をどうする」










......サンズは私の一挙一動を見ている










何かを言えばいいのかもしれないが










以前の事を話してしまう訳にはいかないんだ












そんな事をしたら












また同じ事を繰り返してしまうかも知れない














彼等の安寧な日々を壊してしまうかもしれない















サンズ「...やっぱりお前もplayerなのか、

せっかく幸せになったこの時間軸も、


また同じように引っ掻き回して、

めちゃくちゃにして


パピルスも皆も何度も コロ して、


リセットするつもりなのか....」ｷﾞｯ










サンズはそう言うと、









いつか









私を刺した時のように










黒いオーラを放ち出した















.....私のせいで
















また私のせいでルートが変わってしまう



















そんなの絶対にダメだ













――――――ダッ―――――――










―――――――ガバッ―――――――







サンズ「!?」ﾋﾟﾝｯ









――――――シュッ――――――







私が突然抱きついてきたので、



驚いたサンズは私に向かって骨を投げた








『ごめんなさい、ごめんなさい！

お願いだから変わってしまわないで！

私は本当に何の力も無いただのモブなの！

だから、大丈夫だから
サンズはサンズのままでいて、

...どうかお願い、狂ってしまわないで！！』ｷﾞｭｯ









森に木霊した私の叫びで

側にいた小鳥達は一斉に飛び立っていった。



















私は所詮、欲深い人間なんだ

















同じ世界にいるとどうしたって

















かなしくて

















さみしくて



















また皆と友達になりたくて



















こんな事になってしまったんだ



















『...ごめんなさ....い...』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



















サンズ「....he.....参ったな、


泣きながらしがみつかれたのは


流石のオイラも初めてだぜ...」ｽｯ

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