ﾀﾋんで、さあ人生再スタートだ！と意気込んでいたらあっさりサンズに見つかって挙げ句ミラーにその事がバレて...もうどうにでもなーれー。<15>【 Undertale】

739:ミラーは待ったなし ページ39

A side――夕方―――












コール「Aさん、
菜園の手入れはあらかた終わりましたよ。」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ




『ありがとうございます！
本当に助かりました。
菜園のハーブとかって触った事無くて、

っというか正直、
雑草とハーブの境が分からないです..』




コール「アハハッ、分かります。
物によっては見分けにくいのもあるので。

私も自宅の庭で薬草の栽培をしているんですが
この前兄さんが雑草と間違えて
全部刈り取ってしまった時は

もう怒るとか通り越して絶句しましたよ..

まぁ、もちろん怒りましたけど、」




...うん、そりゃ怒るよな。






『へぇ、薬草を栽培してるんですか。

やはり薬学に精通しているだけあって、
コールさんは凄い方なんですね。』




そう私が感心していると、

コールさんは驚いたような顔をして手を振った。






コール「いえとんでもない、
売っている薬草を買えば
早いし楽なんですけど、

家はお金が無いので
仕方なく栽培してるだけなんです。」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ





『いや、でも中々できる事じゃないですよ、

私お金が無いからって
野菜を自分で作ろうとは思いませんし。』ﾌﾘﾌﾘ








ミラー「ねぇねぇAー、どう？」ｸﾙｯ





コールさんと話をしていたら、

二階から降りてきたミラーが

突然と私の前でクルリと一回転して見せた。







桜色のワンピースを着ている、


ミラーの髪色によく似合っていて可愛いかった。







コール「...可愛いらしいワンピースですね。」





ミラー「あんたに聞いてない。」





コール「うん、
喋らなければお人形みたいですね。」ﾆｺｯ




ミラー「何？
私が口煩いとでも言いたいの？」ﾋﾟｷｯ





『ミラー、とっても可愛いよ！
まるで花の妖精みたいだ。』ｷﾗｷﾗ








ミラー「...そ、そう...

....まぁ別に？

Aに褒められても

嬉しくもなんとも無いけど？」












そう言いながらニヤニヤしてる




フフッ




...こういう所可愛いんだよな。










『とても似合ってるよ。』ﾆｺｯ






ミラー「..も、もういいわよバカA....」
ﾌｲｯ






お人形のようなミラーがあんまり可愛いくて

誉めたら怒られてしまった。







『...所で、そんな可愛いワンピース着て、

何処かに行く予定があるのかい？』








ミラー「うん、ちょっとね。

新しい家を見に行くのよ。」










『....ん？....家って....え、家！？』

740:お金の価値観→←738:姫起床

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す