ﾀﾋんで、さあ人生再スタートだ！と意気込んでいたらあっさりサンズに見つかって挙げ句ミラーにその事がバレて...もうどうにでもなーれー。<15>【 Undertale】

727:近頃涙腺が弛くなりました。 ページ27

A side







しばらくすると煙が消えて、



私は床に突っ伏したミラーに駆け寄った。





よく見ると、コールさんの言うとおり、

彼女はスヤスヤと眠っている。





『...よ、良かった..』ﾎｯ






私はそのまま床に寝かせていたくは無かったので


ミラーをソッとソファに寝かせて、

大判の膝掛けをかけた。










コール「Aさん、

その者は一体何者なのですか、

まさか貴女も、人ではないのですか...」ｼﾞｯ





コールさんは、ミラーを気遣う私を
少なからず警戒しているのだろう、





...まぁ無理もない。








...彼に話してしまって大丈夫かと
不安になったが、



何せ彼等一族は

言わば祖父母の守り刀のような人達だ。


納得してくれようがくれまいが、

きちんと説明をしなければ、




最悪 コロ されてしまうかもしれない。













『.....コールさん。
私達は、今から1年程前に
こことは少し違う世界から転生してきました。』





コール「....え..」






『荒唐無稽な話だと思われても
無理はありませんが、誓って嘘じゃありません。

それで、私達は今の姿となり

目の前で、炎上する車の中、亡くなった方が
私達の母だと言う事も後から知りました。

その後、困り果てていた所に祖父母が
一緒に暮らさないかと声をかけてくれたんです。』





私は、流石にそれまでの経緯は省いて、


でも、嘘の無いように話した。






...後から矛盾が出ても変に怪しまれる、





そうして、あらかた話し終わると、

コールさんは目頭に指を当てながらも、

それでも何とか

私の話を飲み下そうとしている様子だった。






コール「...驚いた...本当に...そんな事が....





....でも、...成る程、


旦那様の娘様はお子の出来ない体なのだと、

昔、まだ私が見習いだった当時に
旦那様が私の父にソッと溢していたのを
聞いた覚えがあったんです。

Aさん達の話を聞いた時は、
私の記憶違いだったのかと思ってましたが...」






『!?..そんな、

あの人は...子供が....』






ならあの時、





無駄でもいいから



一言(お母さん)と呼んであげれば...






そうすれば一時でも







彼女は(母親)でいられたかも知れないのに









...ごめんなさい






胸が締め付けられ、目頭が熱くなる









『...うぅぅ...ごめんなさい...』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ







コール「え..、え？
Aさんどうしたんですか!?」驚

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