645:完璧すぎた手紙... ページ45
NO side
フロギー夫人から手紙を預かってきたサンズは
パソコンを開いて
研究用資料を作成する傍ら、
その書かれた文章を見つめていた。
骨の指で机をコンコンとつつきながら。
仕事の合間に考えている様子からも、
気分転換も兼ねているのだろう事は明らかだった。
サンズ「...しかし、この文字を書いた本人が
小さな子供じゃねぇって聞いた時は
流石に驚いたぜ。
まぁ、
確かに手紙の内容は丁寧な言葉で綴られてるし、
逆に大人の雰囲気すらある内容だ。
ただ、この文字の書き方は
まるで、文字の書き方が良く分からないで
書いてるような感じすらある..」ｺﾞｸｯ
そう言いながら、
パソコンから少し目を離して
改めてサンズは手紙を拾い上げる。
―――――――トントン――――――――
サンズ「...he、それにしても、
祝いの手紙なのに、無地の真っ白な便箋か。」ｼﾞｯ
先程、彼はこの便箋の出所も
使われているペンのインクも調べていた。
しかし、
そのどれもが、何処にでも売っている
ごくありふれたものだった。
サンズ「....んー、
これだけ特徴の無い(祝いの手紙)ってのは
大分違和感あるよな。
フロギー達の言うように女の子だったんなら、
普通はもっとこう、
可愛い便箋に書いたりするもんなんじゃねぇか？
...どうもオイラには、
この手紙を書いたニンゲンが
祝いの言葉は送りたかったが、
(会いたく)は無いように見えるな」ｼﾞｯ
――――――トントン―――――――
そこまで独り言を呟いてから、
サンズはまた一口酒を口に含んだ。
サンズ「....それにもうひとつ気になるのは、
この手紙は地面に落ちてたって事だ。
真っ白な手紙なんだ、
祝いの手紙なら普通ポストだよな...
....じゃあ、
玄関前に落とさなきゃならない事情ってなんだ?
..............」ｼﾞｯ
そこまで言って
サンズは手紙を見つめたまま
ほんの僅かに目を見開いた。
―――――――トンｯ――――――――
サンズ「.....この手紙を
ポストに入れに来た調度そのタイミングに....
見られたくない誰かが来た.....
だから落としたまま逃げた、
としたらどうだ....？」
サンズの脳内ではパチパチと、
その時の状況が再現されていく
サンズ「...あのタイミングで....
he....会いたくない(誰かが)来た...か。
...となりゃあ、
....こりゃもう、探すしかねぇな?」ﾆﾔｯ
646:完全に忘れていた彼女は...→←644:その真っ白な手紙には
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リリィなモモ(プロフ) - ミラーが夢主のことニセモノ扱いしてたけどあれ結局どういう事だったんだろ⋯ (2023年1月9日 15時) (
レス) @page50 id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)
シャルロット君(プロフ) - サンズ…天才やん() (2023年1月8日 22時) (レス) @page45 id: 41718f8609 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - サンズ君……凄いな( (2023年1月8日 21時) (レス) @page45 id: f70bb8a079 (このIDを非表示/違反報告)
月詠(元ルナ) - …！さ、サンズ君！？何か想うところがあるのかい！？…そういや、リー君(リーパー)やコシヒカr…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ…ガッさんは夢主の事覚えてそうだけど、どうなんだろうなぁ… (2023年1月8日 16時) (レス) @page42 id: 11c17e35d9 (このIDを非表示/違反報告)
apyapi(プロフ) - ワカメさん» 同じく! (2023年1月8日 12時) (レス) @page38 id: 80520e762e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫軍曹 | 作成日時：2022年12月26日 14時
