ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】

575:粉微塵はイヤな彼女 ページ25

A side





『....いやそれは、
インスタント歴が長いから
美味しく感じるだけでは....
それに、毎日じゃないですよ。
こちらの世界に来てからは、
もうほぼ毎日別の世界に飛ばされてますからね。』




ガスター「フフッ、実に興味深い子だよ...」ﾎﾞｿｯ




『........あの、聞いてますか博士?』ｺﾃﾝ



ガスター「A君、
これは一つの選択肢として
考えて貰いたいんだけどね」ｺﾄｯ




博士は、飲んでいたコーヒーカップを
テーブルに置くと、私の方を見つめた。



『何ですか』



ガスター「私の元へ来る気はないかい？」ﾆｺﾆｺ


『丁重にお断りします。』ｷｯﾊﾟﾘ



....またこのサイエンティストは....


どうせ私を実験体にするつもりだろう。





ガスター「いやいや違うよ、
第一実験体ならその辺に自生してるニンゲンで
事足りるさ！」



『..だから、
ややこしいから思考読まないで下さいってば。
ってか博士にとってニンゲンは草と同等なのだと、
今の発言で良く分かりましたよ。』ｼﾞﾄｯ




ガスター「でもA君にとって
決して悪い話では無いと思うよ？
まぁ実体は失うけれど、
私の元へ来れば君の今の(懸念)も解決する上に、
思念体として消えずにこの世界に残れる。」



『...要はその選択肢を選ぶと、
博士のように粒子レベルに分解される...
って理解でいいんですよね?
いや普通にﾀﾋぬより怖いです...ムリムリ』



ガスター「大丈夫大丈夫、
あ、もし怖かったらね？
痛くないように痛覚を切ってからすれb..」ｽﾞｼｬｯ


『ヒｯ!?』ﾋﾞｸｯ



博士が何か恐ろしい説明をしていた最中、

突然博士の体は座っていた椅子を木っ端微塵にして
地面にめり込んだ。



サンズ「おい...何だってこんな朝っぱらから
家族を素粒子レベルに分解しようとしてる
クソ親父の面を拝まなきゃならないんだ?」ﾋﾟｷｯ



ガスター「...ｳｸﾞﾌｯ......
ちょっサンズ君、
朝っぱらからひどいじゃないか..」ﾋﾟｸﾋﾟｸ



『あれだけ押し潰されててお面割れないんだ...
...鉄製なのかな...』ｼﾞｯ


ガスター「うん、どちらかと言うと
肉体の方を心配して欲しいかな?」



サンズ「he、
異物が居たら排除すんのは当たり前だ、」



ガスター「君私の事力いっぱいキライだよね。
A君が私と親密なのが
そんなに気に入らないのかい？」



サンズ「..サイアクなめにあわされてぇか？」ﾋﾟｷｯ





え、朝からBad timeですかサンズさん...

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