546:彼の底抜けの優しさに... ページ46
A side
パピルス「!?ほ、本当？
この赤ちゃん達は何ともないのか!?」ｵﾛｵﾛ
『はい、これがこの子達のデフォルトです。
ほら、皆お母さんにくっついて
元気にミルクを飲んでますよ？』
私が、そう言って指を指すと、
パピルスはジッとその様子を静かに観察し始めた。
パピルス「...そうか、大丈夫ならよかった!
ウサギさんって赤ちゃんだと全然違うんだな？
俺様知らなかったからビックリしたぞ。」ﾋｿｯ
『基本的に、皮膚のある生き物は
産まれた頃は皆こんな感じです。
ニンゲンも産まれたばかりは皮膚も薄いので
やはり少し赤みがかってますからね。』ﾎﾞｿｯ
パピルス「へぇ！
俺様、今日Aと来て本当に良かったぞ！
もしAが居なくてここに来ていたら、
きっと一日中
居ない犯人探しをしていたからな！」ﾋｿｯ
私と茂みから少し離れた場所で、
ウサギの赤ちゃんを眺めながら会話をしている間も
パピルスはウサギ達をビックリさせないように
ソッと声を抑えて話している。
『...フフッ...胸がくすぐったいな..』
パピルス「???A何処か痒いのか？
俺様がかくと傷になっちゃうからソーッとなら、
痒い所かこうか？」ｺﾃﾝ
『アハハッ違いますよ、またカワイイ事言う...
パピルスさんと一緒に居るとね？
幸せな気持ちでいっぱいになって、
胸がくすぐったくなるんです。』
パピルス「？そうなのか？
ニンゲンって不思議な体なんだね！」ﾋｿｯ
『フフッ、そうですね。
...そう言えば、
パピルスさんがご飯をあげていたウサギさんって
このお母さんだけなんですか？
確か沢山居たと言ってましたよね、』
パピルス「いや、もっと沢山居たはずだ。
でももしかしたら、
赤ちゃん達が沢山産まれたから皆で手分けして
ご飯を集めに行ったのかも知れないな！」ﾋｿｯ
『...成る程、
無い話ではないかも知れないですね。
何せこちらの常識は
私の常識とは全く噛み合わないですし。
..んー、でも、
それならウサギさんスケッチは難しいですね、
赤ちゃん達はソッとしておいた方が良いです。』
パピルス「そうだな、
ずっと見てたらお母さんも恥ずかしいだろうしね！
それならA、
そこの木陰で少しお話しよっか？」
『えぇ、いいですよ。』ﾆｺｯ
私達は木陰に移動して、草原に腰をおろした。
...こんなにゆったりとした時間を過ごせたのは
パピルスのおかげだ。
彼には感謝しないとな...
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璃奈の気まぐれ落書き部屋(プロフ) - パッピィィー！！あ゛あぁー！！可愛すぎだろぉー！？ (2022年11月24日 21時) (
レス) @page45 id: 63d2832961 (このIDを非表示/違反報告)
これはお咲さん - 普通にパッピがイケメンなんだよぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ" (2022年11月24日 7時) (レス) id: 3b1cb8dcad (このIDを非表示/違反報告)
りるらる(プロフ) - 更新頻度早くていつも毎日毎日が楽しみになっています！これからも読ませて頂きます！ 頑張ってください！ (2022年11月24日 1時) (レス) id: 73de3575bd (このIDを非表示/違反報告)
おめめ(プロフ) - パッピ…髪の毛ないけど（からこそ）三角巾付けてて欲しいぃ…！てぇてぇです（半泣） (2022年11月24日 0時) (レス) @page42 id: fbb04e1f70 (このIDを非表示/違反報告)
ロイド・ナルハ(プロフ) - パピちゃん…ホントにパスタのこと言おうとしてたん……？いやでもパピちゃんの事だ本当にパスタのことかもしれん…どちらにしろ可愛い…… (2022年11月23日 22時) (レス) @page41 id: a0fdd2e6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫軍曹 | 作成日時：2022年11月7日 8時
