ﾀﾋぬ選択肢を選ぼうとした主人公を今度はサンズ達が何がなんでも止めようと追跡してくる。<11>【 Undertale】

541:あの子は本当は..? ページ41

NO side





『...ｸﾞﾌｯ..い....いいですよ...』ﾌｷﾌｷ



パピルス「本当か!?ありがとうA！」ｷﾞｭｯ



パピルスは嬉しそうにニコリと笑うと、

先程よりもAを抱き締める手に力をこめた。



(...グッ...吐血し過ぎて貧血が....


イヤこの子本当にモテないのか!?

実は本人が分かってないだけで、
女の子達からアピールされたり、
ひょっとして
告白とかされてるんじゃ...


だとしたら凄く勿体無いではないか...

パピルス本人は恋人を欲しがってたからな。

一番最初にパピルス達を木陰から盗み見ていた時に
その話を
サンズとしながら歩いていたから知っているんだ。



ではここは、大人として、この子に恋が何なのかを
教えてあげるべきだろうか、

でも、彼は純粋だから教えると言っても、
一体何処から話したらいいか...

イヤ、
そもそも私だって語れる程恋してない...




...うん恋とは何なのだろうか....!?)


『.....んー』悩


パピルス「ニェ？どうしたのだA？」ｷｮﾄﾝ



『...いやね、
パピルスさんって絶対モテると思うんですよ。
デートだって、
こんなに優しくエスコートして下さいますし。
だから今みたいにわざわざ探さなくとも、
周りにいくらでもいそうだなと思って...』


彼女が正直にそう言うと、
パピルスはキョトンと
見つめたまま暫く黙っていたが、
やがて口をうっすらと開くと


パピルス「じゃあAが俺様n..」


ドリーム「は、
はい二人ともホットティーだよー!!」


パピルスが何かを言いかけると、

突然ドリームが走ってきてA達に
ホットティーのカップを差し出してきた。


パピルス「お！サンズのホットティーだな！
ありがとうドリーム！
はい、Aもどーぞ！」ﾆｶｯ


『わー嬉しい！調度喉が渇いてたんです。』ﾆｺｯ


ドリーム「だ、だよね！
そう思ったから急いで持ってきたんだ！
熱いから火傷しないようにね？」ﾆｺｯ



そう言うドリームは、

何処かホッとしたような顔をしている。

それからチラリとパピルスの方を見ると、
パピルスもドリームの方を見ていて目が合った。



ドリーム「!な、何かなパピルs..」


パピルス「貴様も好きなのか？」


ドリーム「....ファッ!!??」





サンズ「!!!ゲホッゲホッ..!」


インク「うわあ!?ど、どしたのサンズ!?」





パピルス「ニャーハッハッハ！
もう好きなら早く言えばいいのに！



俺様のパスタが食べたいって！」ﾆｶｯ

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