私の暗殺生活9【磯貝悠馬】 (ページ6)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:25,385 hit

告白 3 ページ6

渚side

殺せんせーが過去や真実を話さなかったのは…僕等にその考えがよぎらないよう細心の注意を払ってきたからだ

本当に…僕等にとって最高の先生だ

突如、僕等の頭を殺せんせーとの思い出が駆け巡った…

怖かった事

腹が立った事

嬉しかった事

楽しかった事

ー僕等は恐ろしい難題を突きつけられたと初めて気付いた

この先生を……殺さなくちゃならないのか…と

…年は明け今日は1月6日

冬休みの間に暗殺を仕掛けた生徒は…ただの1人も居なかった

迷いの1月

殺せんせーの暗殺期限まであと…66日

磯貝side

1月6日、俺と修学旅行の同じ班5人は美紗子の見舞いに来てる

渚「調子はどう？美紗子」

貴「うん、大丈夫だよ」

前「明後日退院か、冬休み丸々潰れたな」

貴「まぁ…先生が言うには全治2週間で済んだのが奇跡だって……でも…皆の冬休みだって…」

前「ああ…殺そうとか…言い出せる雰囲気じゃなくてな」

貴「……ごめん私のせいだ、お姉ちゃんの真実が分かって私はやっと心の整理がついたけど、引き換えに皆は…殺せんせーの過去を知ってしまった…」