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《ヒチョルside》
A「たっだいまー」
HC「おかえりー」
A「え、また来たの？」
HC「来ちゃいけねぇのかよ」
俺の姿に少し迷惑そうな顔をする妹。
A「いや、ただ暇なんだなーって。マメだし。」
HC「暇じゃねぇから」
暇なんじゃない。何かされてるんじゃねぇかって
心配でちょくちょく様子見に来てんだ。
けど、最近は特に何もねぇみてぇだな。
顔がこころなしかイキイキしてるように見える。
HC「やけに上機嫌だな」
A「文化祭の準備が楽しくて〜」
HC「お！いつなんだ？トゥギ達連れてくわ！」
A「えっとねー、」
その後飯作ってくれて、そのあいだ風呂に入ってきて、
二人で向き合ってご飯を食べる。
今日学校で何があったとか、誰がどんな馬鹿なことをしたとか、
楽しそうに次々話を聞かせてくれる。
けどいっこだけ、話をしないジャンルがある。
HC「A好きな奴いねえの？」
A「好きな人ー？」
それは恋愛話。
こんくらいの歳の女って、大抵どのクラスの
男の子がかっこいいー、とか、先輩が素敵ー、とか
そんな話で盛り上がるもんじゃないのか？
A「好きってなんなのー？わかんない。」
恋の仕方、知らないのか？
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作者名：みにょる | 作成日時：2015年6月1日 22時
