わたし三ツ谷くんから離れます

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この手を取ろうか、どうしようか。
















ここで取ってしまったらまた最初からやり直しだ


















終わりなき葛藤を続けていると、


















美桜「隆く〜〜ん！！」

















美桜さんが小走りでタカちゃんの方に向かってきた。


















『(いつの間にか、隆くん。って呼ぶようになったんだね。)』



















隆「お、美桜ちゃん。」

















タカちゃんも下の名前で呼ぶようになったんだ、




















タカちゃんの手を取ってマカロン食べに行こうか迷ったけど、今のを聞いたら一気に気が冷めてしまった




















美桜「隆くん！早く部活行こうよ、マカロンつくりたい！」

















隆「おう！でも先行っててくんね？」


















隆「俺、Aのこと連れてくからさ」
























この瞬間、もしかしてわたしは少し優先されたのか。

















わからない、でも期待をするのは良くないから辞めておこう。




















美桜「えぇ〜、一緒に行きたいのに〜」















そう言ってかわいく駄々をこねる美桜さん



















ああ、もう見てられない、こんなに距離の近い二人を





















『タカちゃん、はやく部活行ってきなよ。』






















隆「A … 、？ほんとに食いに来ねえの？」



















『うん、じゃあ帰るね、ばいばい。』

















隆「っおい、！待てよ、！」















タカちゃんの声が聞こえたがヘッドホンをつけて聞こえなかったふりをしてそのまま歩き始めた。



















美桜さん、タカちゃんにベタ惚れだなぁ、。





















このまま取られちゃうんだろうな〜〜、





















美桜さんが来る前に、戻りたいな、






















戻れないのなんてわたしが1番わかってる

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