ただ、好き。4

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大貴「…なんで嫌がんねえの？」



「俺はアイツじゃないんだけど」って大貴は苦しそうに言うんだ。









大貴「哀れんでる？可哀想だなって」

A「ちが…、」

大貴「違わねーだろ、」









A「違うよ…」









大貴「…じゃあさ、」




大貴の指先が段々と胸の方に行くのか分かって









…









大貴「…慰めてくれるの？」


男なんだ…
もう今の大貴の顔から 子供っぽい大貴なんて全く感じさせない。









…









A「…大貴、？それは、」

大貴「何？… 嫌なら逃げなよ」








プチップチッ＿ってボタンが2つ開けられた時…









…









大貴「…知らねーだろ Aは」

A「え…？」

大貴「俺がどんな気持ちだったか」


「こんなの見せられた時にはさぁ、」って
いつかしてた 愛おしそうな顔をして 鎖骨をなぞった









…









大貴「他の奴に付けられたかと思うとさ…イライラしてたまんねーの、」



大貴の言葉は 1つ1つ 私の心をドキドキさせる。









大貴「誰にも触られたくない…俺だけのAになってほしい ってA見る度に思うの」









…









大貴「あーあ、なんで俺 こんなに好きなんだろうね…」


フッ と笑えば 今にも泣きそうな悲しい顔を見せて、
私の頭を撫でながら言った。

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