雪山キャンプ・雄英白書桜 ページ8
「俺は聞いただけだって。で、そこから見たことない怪物が出てくるのを見た生徒がいるらしい…」
「…え、もしかして、この毛はその怪物のってこと？」
「信じちゃいねーけど、そんな話をちょうど聞いたからさ」
ねじれ先輩の話でしょ？
信じるんだけど…だって美女の話だもん。
なんだか怖くなって後ろを振り向く。
…何もないな、よし。
「いやー、ないない！」
「さすがにな！」
「でも俺、正直ワクワクした！」
呑気な瀬呂くんと切島と電気。
私そういうの怖いんだけどここで「怖い」なんて言ってしまえば揶揄われること間違いなし…
なので笑っておいた。あはは。
このままこの話が終わればいいものの飯田くんが真面目すぎて明日はその磁場が狂ってる場所を探すことに。
「A、大丈夫？」
「…出久」
「怖くない？」
おまえ…なんて良いやつなの。
感動と恐怖で半泣きになりながら…どうしても出久の頭がハゲなのが気になった。
なんで髪の毛全部隠してんだよ、変だよ。
「出久一緒に寝てくれない？」
「え、僕！？」
「だめ？」
さすがにあんな話した後じゃ怖くてひとりで寝れない。
顔を真っ赤にして戸惑う出久は私の顔を見て決心したように頷いた。
「分かった、大丈夫。僕が守るよ」
「ありがとう」と言ったと同時に天気が変わる。
雪は勢いを増し、吹雪になった。
「なんだよ、この天気！ずいぶん急だな！」
「もしやこういう仕様なのでは！？吹雪の訓練だ！」
「マジかよ〜っ、もっと穏やかにキャンプ楽しませてくれよ！」
「とりあえず、もうテント入ったほうがいいんじゃないっ？」
強風でテントがバタバタと音を立てる。
焚火の火も激しく揺れていたので轟くんが氷結で消火した。
「切島くん、爆豪くんの様子はどうだ！？」
「寝てる！」
「よし、では俺があとでまた様子を見よう。今日はこれで就寝だ！おやすみ、みんな！」
皆がそれぞれのテントに戻っていく中、私は出久のテントにお邪魔した。
「皆には内緒だよ」
「うん！」
「僕はこっち向いて寝るから、何かあったら起こしてね」
「ごめんね、出久」
「気にしないで。君が安心してくれるならそれでいいよ」
…好き。結婚して。
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ちらす(プロフ) - マコ。さん» ご指摘ありがとうございます。一部誤字があったのは気付いていたのですが直していなかったので直させていただきました。誤字については他にもたくさんあると思いますが暖かく見守っていてくださると嬉しいです。 (2月25日 1時) (
レス) id: 5c6a50faa0 (このIDを非表示/違反報告)
マコ。 - ベストジーナストじゃなくてベストジーニストです。 (2月24日 22時) (レス) @page35 id: df9fd7219e (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - ふ れ ん ち と ー す とさん» コメントありがとうございます♡6期までかなり長い道のりでした(笑)バトルシーン難しいですが楽しんでいただけるようにがんばります(^^) (10月26日 19時) (レス) id: f63bdb0683 (このIDを非表示/違反報告)
ふ れ ん ち と ー す と(プロフ) - アニメ第6期らへんのとこ書いてくれる人すくないのでめちゃくちゃありがたいです！！😺😻 (10月26日 18時) (レス) @page33 id: 29f783bac3 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» またまたコメントありがとうございます！月姫様にコメントいただけるの実は楽しみにしてました(ˊᵕˋ)♪今回も更新頑張りますのでよろしくお願いします♡ (10月13日 0時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年10月12日 13時
