No.27 ページ38
開始合図2分前。
轟焦凍と八百万百はAが佇んでいるこの建物に、侵入する計画を立てていた。
優秀な彼女は現時点での最善策を轟に提案しようと試みる。
No.3ヒーローの娘であり、未だに誰にも実力を図らせないAに勝つ方法を＿
「轟さん。今回はまだ能力に関してほとんど未知である、二階堂さんが相手です。そこで彼女の動きを完全にとはいかなくても止める手段を、
「必要ない。俺が最初に建物を凍結してAの動きを止めて、八百万が状況に応じて武器を生み出せばいい」
だが、轟はそれを一蹴して冷たく言い放つ。
「しかし、それでは＿」
こちらが2人であるアドバンテージを活用できない。
それでも轟は続けた。
「細かく計画しているといざって時動けなくなるぞ。俺があいつの事を1番に知ってる。俺の指示通りにしてくれ」
八百万は彼の言葉に一瞬疑問を持ったが、彼の剣幕に怯んで言い返せない。
「それじゃあ、ヒーロー側八百万轟チームvsヴィラン側二階堂少女。Ready…go！！」
オールマイトが放った開始の合図。
轟は瞬時に建物を凍結で囲んだ。
先ほどの訓練よりも段違いに威力が違う。
「ちょ、轟さん！！二階堂さんが…」
「こんな簡単に死ぬ相手じゃねぇよ、アイツは」
そう言って、轟は恐らくAが待機している場所を睨みつけた。
☆☆☆☆☆
轟の予想通り、Aには致命傷にはならなかった。
天井に出来上がった巨大な氷柱を見て、Aは楽しそうに笑う。
足元は頑丈な氷で固められている。
『わーすごい。映画みたい。
やっぱり焦凍も強くなってるな〜』
いつもの平坦な口調。
その表情には一切の焦りも見せない。
むしろ余裕すら見える表情で。
『来て、��アザゼル��』
彼女がそう言うと、突如少女の手には直剣が握られる。
直剣を振り上げると…Aの周囲の氷柱は風圧により、全て消えてしまった。
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すみれ汁 - ささくれさんコメントありがとうございます！面白いと言ってもらえてとても嬉しいです！！これからもがんばりますね！ (2018年8月27日 22時) (
レス) id: 7a4e0b7ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ(プロフ) - すみれ汁さん» すごく面白いです〜！！面白すぎてもう続きが楽しみです！！更新頑張ってくださいー！！ (2018年8月25日 17時) (レス) id: 77996c6491 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ汁 - さーとうさんコメントありがとうございます！これからもいい小説が書けるように頑張ります！ (2018年8月9日 20時) (レス) id: a69c838f60 (このIDを非表示/違反報告)
さーとう - 更新楽しみにしてます！頑張ってください(о´∀`о) (2018年7月24日 12時) (レス) id: afcde5e08d (このIDを非表示/違反報告)
すみれ汁 - コメントありがとうございます！(*´ω｀*)これからも頑張ります (2018年6月10日 7時) (レス) id: 57b0dc252f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ汁 | 作成日時：2018年4月30日 23時
