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あるじ、あるじ、どうして。
ぼくだけのあるじ
あるじは僕だけのもの。
な の に
「膝丸、今日の事なんだけれど…」
「秋田君、ちょっと御願いしても良いかな?」
「ぁ、光忠!あのさ、これ作ってみてよ…」
ほら、ほら、そうやって他の男の所に擦り寄りに行く。
僕の所には、いつも来ないのに、ね?
髭切「御願い、主………僕だけのモノになってよっ………」
自分の心とは思えない程の、弱々しい言葉は掻き消され、主も僕の所には来なかった。
主、僕を救ってよ。
主しか僕には居ないんだよ?
髭切「っ、ううっ、ある、じっ………」
急に涙が溢れて止まらなくなり、やがて、内番や鬼ごっこをしていた、短刀や脇差が心配そうな顔をして寄ってくる。
秋田「ひ、髭切さん、?大丈夫ですか?」
嗚呼、君じゃない。
君じゃないんだよ。
僕は、僕は…
髭切「あ、るじっ……や、だっ……」
口を噛み締め、僕は『主、主………』と泣き喚く子供の様に泣き続け俯き続けた。
「?!、髭切、大丈夫?」
嗚呼、そうだよ。主。
君じゃないと僕は、僕は、
髭切「駄目、なんだよ。」
そう言うと、僕は主の胸元へ倒れ込み、暗闇へと意識を落とした。
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ice loyal milk tea and brother
伊達組
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ももいちご。(プロフ) - イベント参加ありがとうございます! 読み手としては、背景が赤や青だと刺激色なので少し薄めにするか、文章でサイコパスを出すのがいいと思います。更新頑張ってください! (2019年1月10日 16時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ@毒占欲の人 - コメントお待ちしております。 (2019年1月9日 23時) (レス) id: 8c76c836b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくてぃ | 作成日時:2019年1月4日 13時