美 少 年 同 士 の “ 恋 ”

・ ページ38

.









龍「 はっ？！ 」




雄「 俺病人なんでしょ？俺の事暖めてくれたらだいぶよくなると思うんだけどなあ〜 」




龍「 なっ…！ 」









俺はベッドの近くに座っていて那須はベッドに寝転がった状態だから那須の目線は上目使い。

…那須の上目使いにこんなに弱いなんて知らなかった。









龍「 わ…かったよぉ、はい、これでいいでしょ？ 」









そう言って那須の布団の中にはいった。

シングルだから落ちないようにぴったりとくっつく。

熱のせいで十分に暖かい那須だが、たまに震えていて本当に寒そう。









龍「 那須…ほんとに寒かったんだね 」




雄「 ほんとに寒いよ 笑 」




龍「 …じゃぁたくさん暖めてあげる 」









両腕と両足を絡めて那須を抱き締める。









龍「 あったかい？ 」




雄「 うん、暖かいよ 」




龍「 早く治してね 」




雄「 治ったら何する？ 」




龍「 いちゃいちゃする 」




雄「 うん、沢山イチャイチャしようね 」




龍「 沢山チューもしてね 」




雄「 うん、それ以上もしてあげる 」




龍「 それは頼んでない 」




雄「 ごめんなさい 」




龍「 でもその前に早く寝て。じゃないと治んないよ？ 」




雄「 そうだね、おやすみ龍我 」




龍「 …おやすみなす。 」









そうして俺らは眠りについた。





何時間か寝て起きると俺はがっちりと那須を抱き締めていたはずなのに寝返りをうったのか那須と反対の方向を向いていた。

しかし那須は寒かったのか俺をバックハグして寝ている。

那須の寝顔はどこか幼くて可愛い。

本人にそんなこと言ったら調子のるから絶対に言ってやらないけど。

でも、今は寝てるからいいよね。







那須、









龍「 すきだよ 」









携帯のアラームを1時間後にセットしてもう一度眠りについた。









fin

車の続きはお家で→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す