美 少 年 同 士 の “ 恋 ”

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コンコン









浮「 はーい 」









あれから10分ほどして藤井くんが来た。



ほんとに龍我はいないみたい。









藤「 そんなあからさまに龍我いねえのかよって顔しないでよ 」









那「 え、うそ、顔に出てた？ 」








浮「 俺でもわかった 」









那「 …ごめん 」









藤「 あ、そーえば那須に朗報 」









那「 ん？ 」









藤「 出てくる前にね、那須にお土産、と思って龍我の寝顔を撮ろうとしたら間違えて録画しててその中に偶然 」









そこまで言って藤井くんが俺と浮所にその動画を見せてくれた。



そこには可愛らしい寝顔の龍我がいて









＿＿









『 …な、す……、だぃしゅ、き 』









藤「 かわいw 」








＿＿＿









可愛らしい寝言を呟いていた。


てか可愛すぎて藤井くんの声入っちゃってるし









那「 え、かわいすぎる… ちょっとむり… 」









浮「 もう、ほんと好きだね 」









藤「 あと、これ今回のお泊まり中貸してあげるから那須の貸して。 」








浮所.那須「 え 」









藤井くんが渡してきたのは藤井くんと龍我の部屋のカードキー。

慌てて俺のカードキーを渡して交換した。









那「 ごめ、ありがとう藤井くん！！ 」







藤「 いいよ 」









その後浮所が照れながら笑ったのは気のせいかな






でもそんなのはどうでもよくて

俺は一目散に龍我の部屋に入って起こさないように寝顔を見つめた。






また、寝言言ってくれないかな。なんて









那「 …ほんと、きれいな顔。 」









気づけば、声が漏れていた。

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