【ヒロアカ】クズ先輩とタフネス君【男主】 (ページ11)

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１０話ページ11

『いや、マジで何があったし。』

「そうだなぁ。お前にこれから俺の手によって何があるんだろうなぁ。」

『』

「あっ！！待ちやがれA！！！！」

個性を使って両手から爆破を出す。格子を軽々超えるとそのまま重力に従って落ちる。
落ちる前にまた下に向かって爆破を出せは減速して怪我する事はない。

「…は？A先パイ？」

この際いつの間に、何のためにオールマイトがいるとか考える余裕はAにはなかった。
プレゼントマイクから逃げる為もあるが、思った通り爆豪の目元は少し赤くなって涙の跡があった。

『やあ爆豪少年！！こんな所で奇遇だねぇ！！私とデートしようか！！！』

突然上から降って来て爆豪に話しかけるAに爆豪はもちろん、オールマイトやもう一人の男子生徒も唖然としている。
一体何が起きてるんだと、ただただ困惑している様子だ。

「は……はぁ！！？」

『そういう訳なんで、俺の楽しいデート邪魔しないで下さいね先生！！！！』

屋上に未だいるマイクに聞こえるように話すA。
身体能力的にも個性的にも屋上から今すぐA達がいる地上まで辿り着く事のできないマイクにとって出来る事と言えば、個性での足止め。

ヴォイスを使えばその場にAをとどめる事くらい容易いだろう。

しかしAの周りには１年生が２人。しかもAは爆豪を盾にするかの様に爆豪の両肩に手を置いてマイクの方に見せつける。
オールマイトなら平気だろうが、１年２人を巻き込む事は出来ない。マイクは悔しそうに叫ぶ。

「明日覚えてやがれA！！」

『過去は振り返らない主義だから無理だね！！行くぞ。』

「はぁああ！！？」