ブルックの場合 ページ7
例えば、ブルックなら、年長者で、物知りだし、色々なことを教えてくれるわ。彼はとても紳士的で女性にもスマートよ
ロビンがそんな言葉を紡ぐと、ナミから
イヤよ！！
と即座に否定の言葉がひびきわたる。
まぁ、そりゃそーだ
「アイツ、確かに大人だし、意外と紳士的よ？でも、基本はパンツみたがる変態骸骨じゃない！いやよ、毎日パンツ見せてって言われる恋人なんて！」
おっしゃる通りだ
「あら、毎日求愛してくれるなんて素敵よ」
「求愛じゃなく、変態よ！ただの」
こればっかりは、ナミの言う通りだぜ
まぁたしかに、アイツはあぁみえて、ラブーンとの約束を義理堅く果たそうとしていたり、うちの女性陣にも物腰優しく、むしろ野郎どもの俺たちにだって基本的には紳士だが
「ま、パンツくらいいいじゃない」
ロビンが、フフっとイタズラに笑うのが聞こえた
「困ったわ。やっぱり映画のようなロマンスには程遠いわ」
ナミは、はぁ、っとため息をつく
「あら、チョッパーがいるわよ？」
「あいつは、癒しど120%だけど、そもそも男っていうよりペットじゃない」
「まぁたしかに」
おぉい！
それはお前、チョッパーが可哀想っ！
と思ったが、そもそもアイツの恋愛対象が人かどうかも分かりやしねぇ
ん？
という意味では、変態サイボーグや骸骨も一緒か？
いや、アイツらは一応、人か？
俺が、うーん、とうなっていると、
おい！そういえばお前ら、この勇敢な海の戦士、
泣く子も黙る色男、オトコ、ウソップ様を忘れてねぇか！？！
「あ、もうひとり居た」
ナミがそう呟いた
そうだぜ！よーく思い出してくれた！
むしろ最初に気づけ！！このウソップ、
世の中の女性のヒーローでなぁ！
「でもあいつはダメよ！」
ん？
なんつった？？
「ウソップだけはない！」
おお！おおーい！
お前なんて言った、ナミ！
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作者名：新世界のハート | 作成日時：2024年3月21日 20時
