フランキーの場合 ページ6
「フランキーなんて、兄貴肌で情に厚いし、とっても義理人情に固いわ？」
「えぇ！あの変態と？！」
「あー見えて彼、大人だし、とてもしっかりしてるわ」
おいおい！
ナミよ、言い方ってもんがある！
確かにアイツは変態だが…
「たしかに、アイツは頼りになるし、義理人情に熱くて、本当に良い奴よ？でも、私の事小娘呼ばわりするし！フランキーみたいな変態には、私じゃ到底手に終えそうもないわ」
「あら、貴方でも手懐けられない男がいるのね」
楽しそうにロビンが笑うと、
「ロビンこそ、フランキーみたいなちょっと、いやかなりの変態は、お手の物そう…」
「まぁ、悪くないわね」
ええええ！
まさかの宣言か！むしろ、ロビン！
俺はお前の好みが理解できねぇ！！
さすが世界政府をも敵に回す
暗黒界を生き抜いてきた女だぜ！
「彼の、人としては到底扱えなさそうなところは、ゾクゾクするわ」
「ロビン、なんか笑顔が怖い」
「そう？だって、普通の男性より刺激的かもしれないわよ？」
あれだ、あれ。
蓼食う虫も好き好き
いや、ニコロビンにもかかれば、
地球の男にはもう、興味はないのかもしれない
ロビン姉様の、底知れぬ力を見たぜ、俺様は
気づくと立っているのも疲れて、
脱衣所の壁に持たれるようにして、風呂場のドアに耳を澄ます
にしてもまぁ、
サンジじゃあるめぇし、
何でこんなに女湯に張り付いていなきゃならねぇ
「フランキーは、ロビンに任せるとして、私はもっと紳士的な大人の魅力のある男性がいいわ」
「あら、そんな条件にピッタリな人が身近にいるじゃない」
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作者名：新世界のハート | 作成日時：2024年3月21日 20時
