ルフィの場合 ページ2
「アイツ、今日も私がロビンとはぐれた時があったじゃない？海軍に追われたのよ」
は？おいおい
お前気をつけろよ！！一応お前も賞金首
ルフィが通りかかったからいいものを
これだから…
「アイツったら、私のことを抱き抱えたまま、島の崖から飛び降りたのよ！もう怖いのなんのって！！」
「ふふ、ルフィがやりそうな事だわ」
「そのくせ、大丈夫か？とか聞いてくるけど、こっちはもう生きた心地はしなかったのよ」
「あら。でもそう言う経験が、男女のドキドキを生むことだってあるわよ？」
ロビンの問いかけに、ナミの声が一時とまる
お？満更でもねぇのか？
「うーん。まぁたしかに、あれで言って、ルフィは度胸もあるし、仲間思いで優しいわ」
「ふふ、そうね」
「純粋なようで、たまにとっても男らしい感じがして、ちょっとドキドキすることは、まぁ、あるわね」
おいおい！
お前、サンジが聞いたら、煮えたぎるようなセリフだな！おい！
マジかよ、ルフィが…
「でも、ないわ」
俺の思考回路が忙しなくなった時に、
ナミがピシャリと言った
「あいつはね！天真爛漫で、冒険と肉のことだけ考えてる奴なのよ。そのままのアイツが好きなの。
色恋沙汰だの女だのは、アイツに無用なのよ！」
「あら。そうなの？」
「そう。私はもっと、逞しく愛してくれる人がいいのよ」
おーおー、
大変だこりゃ
俺は、思わず風呂場に耳を澄ました
「あら。そうなのね…でも、逞しいといえば」
ロビンの落ち着いた声が響く
「例えば、ゾロなら、どう？」
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作者名：新世界のハート | 作成日時：2024年3月21日 20時
