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男の人なら、私だって知っている
私はもう子供じゃないし
サンジくんとだって、ひとつしか変わらないのに
でも目の前にいる彼は、
私が知る男の人よりもずっと大人で、
それなのに熱い眼差しで私を射抜いて、何もかも裸にされてしまう
余裕がなくなって、彼の背中にしがみつくしかできなかった私の頬を、綺麗な指先が撫でて、
「ナミさん…好きだっ…」
そう言われた時に、好きという言葉を返す間もなく、体の奥で何かが弾けて、
あっという間に達してしまった
そんな私を優しく見つめながら、彼もまた、
同じように熱が弾けたのが分かって、その日は2人でそのまま抱き合って眠った
あの日からずっと
私たちは時折2人で夜を過ごしては、
身体を重ねて、お互いの熱を分け合っている
サンジくんに抱きしめられると、気持ちよくて、安心する
だけど、いつも行為が終わったあとに
私の髪に触れて、頭を撫でてキスを落とす時の表情が、まるで小さな子供をあやす様に優しすぎて
彼の中で私はいつまでも大人の女性になりきれていないのかな、なんて訳もなく悔しくなる
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作者名:新世界のハート | 作成日時:2024年2月22日 19時