PRIDE（プライド） (ページ25)

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はらり

脱ぎ捨てられたワイシャツが、床に落ちる

いつ見ても、綺麗

力を入れていなくても、形を作っている腹筋や
細身だけど、しっかりと筋肉の形がわかる腕
浮き出た鎖骨や、サラサラの金髪が

サンジくんは、とても綺麗

私の頬に触れた手に、キュッと力が込められた

｢俺が…何も感じないと思ってた？｣

｢っ…｣

｢ナミさんが、他の男の視線に晒されるだけで、狂いそうなくらい嫉妬してた｣

｢っ…サンジ、くん…｣

｢俺だけのものにしたくて、でも、君を怖がらせたくなくて…｣

｢サンジくん、あ、っ…！｣

胸の痛みと同時に、彼が私の胸元にチクリ、と跡を残していく

啄むようなキスが降る

｢アイツに、触られたままになんて、出来るかよっ…｣

そういったサンジくんは、酷く辛そうに顔を歪めた

傷つけてしまった

こんなに強くて、優しい人を

｢悪ぃけど、今日は｣

サンジくんが低くそういって、私の腰を引いた

｢っ…！！！｣

優しく出来ねぇよ

そういったサンジくんは、酷く色っぽくて、
繋げられた熱い熱が、私の中でいっそう質量を増したのがわかった