PRIDE（プライド） (ページ15)

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「おい、お前大丈夫か」

「ん〜」

真昼間から
店の中には珍しい、キラキラと光る目を引くボトルが並び、ナミはカウンターの端から行き良いよく全てを飲み干していった

普段なら放っておくが、ここは海軍の駐屯基地もほど近い島の上
さすがの俺も、止めにに入ったにもかかわらず、気に入ったものは全て買い、
袋に酒を詰め終わる頃には、酒を全て煽ったであろう
カウンターに潰れているナミの姿があった

「お前、珍しいな」

「んっ…」

ナミは、そこそこに、酒に強い
そんなこいつが、ここまで酔いつぶれるほど見境なく飲むなんて、珍しい

しかもここは船じゃない

外で泥酔するなんて珍しい

「お前、なんかあったのか？」

「んー、」

ほぼ、会話にならない女を仕方なく背中に担いで、こいつが買い占めた酒瓶を持ち上げる

仕方ねぇ

俺一人でこいつを背おってまで見たいものなんてねぇ、とサニー号へと足を向ける
瓶のぶつかる音が鳴る

「ちがぅ…」

「あー、なにもなかったなら、いいが」

「ちがうって、ば」

「いや、それな」

「もー！みーぎー」

よく見ると、ナミが俺の背中で叫んでいた

あ、道のことか

進んでいた方向と逆へ向かううちに、ナミは俺の背中で、すやすやと寝息を立て始めた

何かあったのかよ、コックと

そう聞こうとして、辞めた