偽善者が5人 ページ11
A、A、A、A、A。
封筒が膨らむほど詰められた便箋にビッシリと書き込まれた私の名前。
流石にこれは気持ち悪い、と思ったが警察に相談する気にはなれなかった。
写真が送られてきたわけでもないし、覗きもされているわけでもない。
唯、意味不明な手紙が毎日届くだけだった。
それも、ご丁寧にわざわざ自分の手でポストに入れてくれると言う。
私は何度も待ち伏せしたが、捕まえようとしても何度も逃げられるばかりで、襲ってくる気配は無く、Aは引越しの算段を立てていた。
「この家、案外気に入ってたんだけどな」
少しでも早く出て行けるように荷物を段ボール箱に詰めていく。
Aは若利の家に行くことも考えたが、若利にもしもの事があれば、と考えるだけで恐ろしくなった。
どうせ私はアイツの子供なんだし。
私みたいな薄汚れたら人間は生きてる事が罪なんだ。
生きていても目的がない。
何も無い。
これならいっその事殺してくれれば良いのに。
- - - - - - - - -▷◁.。
新作です、合作です、短編です
排球部系恋愛
良ければ見てください!
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サラン(プロフ) - 梨月さん» お褒めの言葉、有難う御座います(*^^*)ご期待に添えられる様、努力致します!これからもこの作品を宜しく御願いします^^* (2017年8月13日 14時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
梨月 - この小説おもしろすぎ!! 同窓会で何が起こるのか楽しみ。。 続きたのしみにしてまーす)^o^( (2017年8月10日 17時) (レス) id: b4a84e38e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラン | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2017年8月1日 21時