幸せ112こ ページ26
side 夢唯
お父さんとお母さんと笑いながら話していると、リビングにAが入って来た。私はお母さんに、Aは養子だ、と聞き、本当の両親じゃないのに結婚記念日を祝う必要ないのではないか、と思った。
すると、Aは、今まで見たことないような笑みを浮かべ、「お父さ〜ん、お母さ〜ん、結婚記念日おめでとう。いつもお世話になってるから、プレゼント渡すね」そう言い、部屋の隅に行ったが、お母さんが「貴方からのプレゼントなんて要らないから、部屋に戻りなさい」と少しキツめに言う。
言い過ぎじゃないか、と思い、お母さんに少し何か言おうとすると、Aはニヤリと笑い、「あっれ〜、そんな事言って良いんだ〜。あの事、バラしてもいいんだよ〜？」、と挑発したように言うと、お母さんは下を向き、悔しそうに唇を噛む。
「ふふっ、取り敢えず、夢唯には真実を教えないとね
夢唯、今まで料理もできないお母さんの代わりに、誰が毎日毎日ご飯を作ってたと思う？」
そう言うAの眼は、いつもと違い、憎しみが篭っていた。
正直、意味がわらかなかった。お母さんじゃないの？どういうこと？
私の考えている事を読み取ったのか、Aは舌打ちを漏らした。
「だから、言ってんだろーが。お前が不味いって捨てた飯を誰が作った？お前が汚いって言って外に投げた服は誰が洗濯した？お前が嫌だって言ったランドセルは私の真似だろ？」
そこまで言われて少し、理解した。じゃあ、あの合宿の時のご飯の味が似ていたのは、ううん、似ていたんじゃない全く一緒だったのは、Aが今まで料理をしていたから。洗濯をした時、時々匂いのキツさが違ったのは、Aとお母さんの洗剤の量が違うから。
ああ、私バカだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 912人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありす@みるきー(プロフ) - ポレちゃんどーしたんだい……？( ´｡pωq｡) (2015年11月10日 15時) (
レス) id: 048b9a8a89 (このIDを非表示/違反報告)
キョw - そういう展開かあwwお姉ちゃんはヤンデレ属性だったのねんwww (2015年10月23日 0時) (レス) id: 95380a0cf5 (このIDを非表示/違反報告)
なほなほ - アカウントの件大変でしたね…これからも、更新頑張ってください！ (2015年10月22日 20時) (レス) id: 8e50ad01bd (このIDを非表示/違反報告)
もかやん(プロフ) - 夢主はhappyendで、夢唯はもちろんbadendがいいですー！！ (2015年10月22日 9時) (レス) id: 2ef87bcf99 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 夢主happy end、夢唯はBADENDがいいです(｀・ω・´) (2015年10月20日 6時) (レス) id: 979170d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ポレン x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2015年8月25日 19時
