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四匹の蝶 ページ8
酒呑side
オレと洞潔は桜樹の方に向かった。
予感は当たっていたみたいだった。
洞潔「もしや、あの女が…」
紅葉…久しぶりにみたが、やはり魅力的だ。
彼女は目を閉じていたが、少しすると目を開け、こちらを向いた。
紅葉「…なんの用よ？酒呑童子。」
酒呑「久し振りだな。」
洞潔「紅葉…」
紅葉は桜樹から降り、ここだど話しにくいから移動すると言った。
〜神社〜
紅葉「んで、何の用なの？基本ここは妾に用がないと入れないしね。用があるってことでしょ？」
酒呑「まあな。姫を探すのを手伝え。」
紅葉「…あのさ、何で命令形なの？」
酒呑「拒否権はないからだ。」
紅葉「何でそうなる。洞潔もなんか言ってよ…」
洞潔「……」
酒呑「洞潔は何も言わないようだが？」
紅葉「…あんたを燃やしていいかな？」
酒呑「手から炎出すのやめろ。」
紅葉「じゃあ何であんたの手、赤くなってるのよ…」
酒呑「無理やり連れて行くためだ。」
紅葉「…んで、姫を探してどうするの？」
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作者名：珠華姫 | 作成日時：2019年3月31日 1時
