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二匹の蝶 ページ6
洞潔「入りにくい…？」
酒呑「桜樹霊界に入るには、そこにいる鬼女に本当に用がある者しか入れない。」
洞潔「…鬼女は一体誰なのでしょうか？」
酒呑「お前も知ってる奴だ。まあ、見ればわかるはずだ。」
洞潔「はあ…」
酒呑童子は鬼桜の前に立った。
酒呑「…やはりな。」
洞潔「どういうことでしょう？」
酒呑「あそこを見ろ。」
洞潔「！！」
酒呑童子が差したその先には赤く咲いた桜があった。
洞潔「桜が…赤い？」
酒呑「アイツの妖気に反応している証拠だ。」
酒呑童子はピンクのバラのような何かを取り出し、
それを鬼桜の方に向ける。
洞潔「(一体何を…？)」
シュオン…
洞潔「！！」
酒呑「これが桜樹霊界の入り口だ。行くぞ」
洞潔「はっ！」
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作者名：珠華姫 | 作成日時：2019年3月31日 1時
