World is mine 2 (ページ19)

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おっちょこちょいページ19

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収録現場に向かう途中ひょこひょこと変な歩き方をしているAを発見。

内村「Aー？」

『そーた！』

内村「え？！ちょっと膝！！なしたの！！！」

ぴよぴよひよこみたいな歩き方の正体は膝からダラダラ流れる赤。

『さっき段差につまづいて転んじゃったの〜結構いたい』

ヘラヘラ笑ってるけど笑えない傷口だし、白い足を伝ってだらりと赤が垂れてるし。

コンビニ行って絆創膏買うよりもすぐ近くの現場に駆け込んだ方が早いだろうと思ってとりあえずAの腰に俺の上着を巻き付ける。

『ちょっと、颯太！服汚れちゃう』

内村「俺の服なんでどうでもいいよ！とりあえず膝は自分で抑えてて！走るからつかまっててよ」

Aを背中に乗せて走る。
こういう時に限って細っこい足の出てる可愛い服着てるんだから。
ほんとうちのお姫様ってば問題児。

深田「うっちーくん、Aちゃん背負ってなしたの？？…え？めっちゃ血出てるじゃん！」

内村「そーなの、どうしようこの子」

『えへへ〜足もつれて転んだ〜』

黒田「なんでAはヘラヘラしてんの！とりあえずそこ座りな」

わんわんに促されてソファにゆっくりAを降ろす。
様子を見てた皇輝くんが救急箱を借りてきてくれた。

皇輝「また派手に転んだね…」

運ぶ所までは良かったけどそこからはどうしたらいいのかわかんなくて座ったAの周りをうろうろしちゃう。

深田「うっちーくん落ち着いて？とりあえずダブルこうきに任せよ」

内村「ふかだぁ〜︎；；」

こんな痛そうな怪我久しぶりに見て思わず顔をしかめて2人で抱き合う。

黒田「A俺の膝に足乗っけて？消毒するから」

皇輝「動かないでよ？黒ちゃんの顔面に当たっちゃうからね？！」

『善処する……あ、待ってやだ、ちょっとだけまって！』

消毒にビビり散らかす俺と深田とAに容赦なくわんわんが手当をはじめる。皇輝くんはサポートにまわって動かないようにAの肩を抱いている。

黒田「……ごめんねえ〜」

『ぃっ……！！』

無慈悲にもぴゅ！っと消毒液が患部にかけられて悶えるA。
こういう時のわんわんって妙に思い切り良くてドSなんだよなあ。

皇輝「こんな傷物のA見たら発狂する奴らいるから早く絆創膏貼って隠そう」

深田「たしかに湧くんと檜山くんがこんなの見たら大騒ぎになるわ笑」

『黒ちゃん痛くしないでって言ったのにぃ…』

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