World is mine 2 (ページ17)

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※うねりの盛大なネタバレ含みます⚠️
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ご飯食べて無事に近くのパーキングに車を入れ劇場へと向かう。
暗転してから席に着いたがチラホラと周りは俺たちに気付いているようだった。

幕が上がるとそんなこと気にならないくなるくらいみんな舞台に釘付けで。
もちろん隣のAも例外じゃなく、かなり集中して見入っていた。

中盤のシーンで突然俺の膝に手が伸びてきてぎゅっと手を握られた。

元木「……大丈夫だよ、あれは檜山じゃなくて檜山が演じる雷舞くんでしょ？」

『そ、だよね』

元木「檜山のお芝居表情管理上手いからほんとに腰痛そうに見えるもんね？心配になっちゃったんでしょ？終わったら楽屋に顔出しに行こっか」

『…うん』

***

元木「2人ともおつかれ～」

黒田「湧とAじゃん！！すぐわかったよ～！来てくれてありがとね！！」

楽屋に行くと終わったばかりの2人が出迎えてくれたのに、俺の後ろにピッタリと張り付いて隠れてるA。

檜山「後ろのかわいいお嬢さんはどうしたの？」

元木「あー…多分お前のせい」

黒田「光成何したの？デリカシーないくせにAにだけは紳士なのが取り柄なのに？！」

檜山「お前ふざけすぎてるそれは笑」

いつもの楽屋みたいなやり取りを目の当たりにしてやっとひょっこり顔を出したかと思えば、勢いよく檜山に飛びつくA。

いとも簡単に檜山の胸に吸い込まれて、よろけることなく抱きとめる檜山。
その横で「えー、俺はー？？」と肩を落とす黒ちゃんまでがワンセット。

『…っこせ、腰いたくない……？』

檜山「腰ぃ？全然大丈夫だけど………あ、そゆことか」

元木「雷舞が腰痛めるシーンで急に不安になったのかそわそわしだしてさ～お前の痛がる顔リアルだから心配になっちゃったんだって」

黒田「なにそれかわよ」

『だって前レッスンで捻挫した時と同じ顔してたんだもん…』

そう言って檜山の胸に顔を埋めるA。
優しい顔でそっか、と頭を撫でてやる檜山が死ぬほど年上に見えるお世話係マジック。

檜山「かわいいね、A。俺らに会えなくて寂しかったの？またちょっと痩せたでしょ」

『…寂しかったけど2人が頑張ってるの見て元気出た』

黒田「あー疲れ全部吹っ飛んだわ」

残りも頑張ってね！と激励を受け、
帰りは俺の車で4人で帰ってA餌付け大会が開催されたのだった。

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