World is mine (ページ46)

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『おはようございまーす……んえ、なに？』

当の本人は檜山くんとのんびり楽屋入り。

Aちゃんの後ろからテーブルに置いてある雑誌が見えたのか、檜山くんは「あー、ね笑」と苦笑いを浮かべていた。

元木「はーいおねえさん、まあそこ座んなさいよ」

深田「川崎大先生から大事なお話がありますよ〜」

電車ごっこみたいに湧くんに肩を持たれて皇輝くんの向かいに座らされたAちゃん。

差し出されたananの特集ページを見て『あー……うん〜』とバツが悪そうに檜山くんの顔を見た。

檜山「俺に説教されても終わんないって言ったしょ？諦めなさい」

やっぱり檜山くんにも知らせずに開けたようだった。

皇輝「Aさん、これに関して何か言うことは？」

『…あのね、アメサマの衣装のインナーがね、短めだからたまーに見えたら可愛いなあって……で、でも！ちゃんといいよってマネージャーさんに許可貰ったもん！』

怒られた子供みたいに語尾がちいさくなったとおもったら、今度は言い訳するみたいに強気に出ててかわいい。笑

『雑誌の事黙ってたのは、初めてのコンセプトが多かったしスタッフさんにも評判よかったからみんなをびっくりさせたくて…』

かわいくなかった？と
殺し文句のように上目遣いで皇輝くんを見上げるAちゃん。

皇輝「…くっ、…ずるいってホント…」

1発K.O.でダウンした皇輝くん。
やっぱりAちゃんのたまに出る無意識小悪魔ちゃんには誰も勝てないみたい。

檜山「まあ俺も怒っちゃったけどAがお仕事頑張ってきたってことには変わりないから諦めよ笑」

皇輝「そうなんだけどさ〜…うん、そうだよなあ…」

元木「まあな〜このA盛れててかわいいじゃん」

黒田「へそピもかわいいし似合ってるじゃん！」

内村「ねぇ〜A〜おへそのピアス見せて〜｣

『んふふ、みて〜かわいいでしょ〜？』

ぺろんっと惜しみなくTシャツを捲りあげて細くて白い肌が露出した

喜ぶ黒ちゃん達と頭を抱える湧くん達に二極化してまた騒がしくなる楽屋。

檜山「バカ！褒めたの前言撤回！」

皇輝「女の子なんだからそんな簡単にぺろんってしちゃダメでしょ！！！うっちーも軽々しくねだるな！！」

『わ！いたい！暴力反対〜！』

内村「ひやま馬鹿力のくせに叩くことないじゃん〜」

保護者からげんこつを食らった2人はくっつきながら被害者同盟を組んでいる。

今日も今日とて騒がしい1日になりそうだ。

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