World is mine (ページ45)

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清純派じゃなかったの？ページ45

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深田「やっば、え？やば……やばいやばいやばい！！」

ドタドタと楽屋のドアを開け中にいるメンツを確認する深田。

元木「んだようるせーな笑」

黒田「朝から騒がしすぎでしょどしたの笑」

深田「ちょ、Aちゃんの保護者(檜山、川崎)は？？なんで今いないの！！」

1人でまくし立てるように声を上げる深田の後ろから皇輝くんが「なんか外まで聞こえたけど何事ー？」と呑気に楽屋入りしてきた。

元木「だからなんなんだよお前」

深田「これっすよ、こーれ！」

どんっと勢いよく叩きつけられたのは

'──もう妹なんて言わせない'

そんなタイトルの付けられたAのソロカットがのった例の雑誌。

元木「…、」

黒田「ちょっと待ってよ、Aこれのるなんて一言も言ってなかったじゃん…てか、」

黒ちゃんが「え」まで言いかけたところで湧くんが口を抑え「それ以上言うな」とバキバキに目を見開いて止めた。

…………うん、確かにこれは……うん。
皆まで言うなと言わんばかりに楽屋がしんとする。

皇輝「……まあAがこんな大きな雑誌にソロで呼んでもらえて、尚且つ求められたコンセプトを消費出来るくらい成長したってことは喜ばしいことにしとこうよ……」

深田「ちょ、皇輝くん何呑気なこと言ってんすか！！！俺が言ってんのはこっち！！！大問題でしょうが！！！」

そう言って深田が指を指したカットをみんなで覗き込む。

ブカブカの白いスウェットを腹筋が見えるようにたくし上げながら鏡を見ているAちゃん。

肌色の破壊力もさながら、そこには一際目立つ装飾品が付いている。

元木「……は？待ってアイツやりやがった……」

内村「えー！！！Aへそピ開けたの？！？！いつ？！」

黒田「ほーんいいじゃんかわいい」

驚き方は三者三様でその場にいた全員がそれぞれ感想を述べている。
まあ圧倒的に頭を抱えている人が大多数だけど。

皇輝「怖い、怖すぎる……もし大人に許可とってなかったらAのブランディングが……俺の監督不行届かな…」

その代表である皇輝くんはブツブツと言いながらソファ項垂れる。

Aちゃんのいい意味でのギャップのひとつにこうい突拍子もないことをしでかす時がたまにある。

見た目は華奢でふわふわしたザ・おんなのこって感じなのに、
忍者の中で1番耳たぶに穴が空いてたりするし、変なとこ頑固だし、たまに俺らより漢気あるときもあるし。

脱清純派なのかな？

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