34話 ページ14
保健室の中に入ると保健の先生が俺ら宛の封筒を渡してくれた
夜「たまたまここで芝山と会って授業時間中に泣きながら芝山が不安な気持ちを話してくれたんだよな」
『怪我で体育抜けた時?』
夜「そーそー
芝山は体調不良で寝てて俺の顔見た瞬間泣き出すからあの時は焦った」
「次の場所は海と犬岡がよくご飯を食べた場所だってさ」
海「食堂かな?」
海の言う場所は食堂やったから食堂に行くと食堂のおっちゃんが俺らの顔を見た瞬間お馴染みの封筒を渡してくれた
「犬岡がいきなり“3年生の先輩が来たら渡してください!”って言うから理由聞いたら“俺と海さんが良くご飯食べた思い出の場所なんす!”って(笑)」
その言葉に海の顔面は崩壊
すっげぇニヤニヤしてた
「次の場所は“ガスファンヒーターが壊れて佐久間と孤爪が死んでた場所”だってさ」
『言い方とか他にもっとあるやろ!?』
黒「部室だな笑」
「お前ら卒業おめでとう
いつでもまた来いよ」
『ありがとう』
おっちゃんの言葉に感動を覚えながら部室に行くとそれぞれのロッカーに封筒があり中は写真ではなく手紙だった
『…俺今見たら泣く自信しか無いから家で読む』
夜「俺も」
海「ここでは泣くの早いしね」
黒「次は“全員が集まる場所”だって」
『そろそろ終わりっぽいな』
夜「っし、行くか!」
みんなで向かう場所はもちろんバレー部が使う体育館
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作者名:朔弥 | 作成日時:2017年12月26日 21時