音駒の関西人【男主】part2 (ページ12)

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３２話ページ12

残りのメンバーも志望校が決まってからは日が経つのが早いもので、もう卒業式の日になってしまった

黒「今日はセットしてるんだな」

『父さんがやってくれた
最近何か必死に動画みてると思ったら髪の毛のセットの仕方やったわ』

夜「息子思いなんだな」

『生意気な息子ですみませーんって感じやけどな

てかみんなもいつもと雰囲気ちゃうやん』

のぶを除いて。ね？

海「A」

『ん？』

海「声に出てるよ？」

『大変失礼致しました。』

最後の最後まで怖っ。

海「(それも聞こえてるけどまぁ、いいか)」

『ちょっ、写真撮ろ』

少しザワザワする廊下に響くカメラのシャッター音
それも全て今日で最後

『何か早かったわー』

黒「Aは途中からだしな」

夜「あの時のAの空いてる感じは凄かったよな」

海「1人だけ学ランで関西弁だったしね」

黒「あの時の制服の気崩しはやばかったよな
ピアスもしてたし何処のヤンキーかよって」

海夜「「確かに笑」」

『ちゃうやん、聞いて？』

「そろそろ教室入れよー」

『タイミング！！』

弁解しようと口を開いた瞬間先生の声が聞こえ弁解する暇すらなかった

そこからは時間が経つのが早いぐらい卒業式もすぐに終わり写真撮りたい人らと写真を撮っていた

黒「Aー」

『ん？
あ、すぐ行く』

急いでクロたちの所に行くと何か知らんけどみんな携帯を持ってしかめっ面してる

気持ち悪っ。

夜「あいつらからのメッセージ見てないんだな」

『え？』

海「宝探し。だってさ」

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