優しいイくんに惚れるまで (ページ39)

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39 傘の下でページ39

「待って！俺送ってく！！！
あ、大丈夫だよ！？マスクしてるから感染予防対策バッチリ！」

「でもソクミン病み上がりじゃん」

「いいの！Aに風邪ひいてもらう方が辛いよ」

「でも」

「もう元気だから大丈夫だって！笑」

ソクミンの笑顔ってついついお願いしたくなるような、、、なんて言うか…………頼りたくなる笑顔なんだよなぁ…

「んー、じゃあお願いしてもいい……？？、」

「もちろんいいに決まってるじゃんか笑
じゃあいこっか〜」

そう言って自分の傘に私の入る隙間を作ってくれたソクミン

「優しい…………惚れるぐらい優しい」

「惚れちゃいなよ、ミンギュなんかじゃなくて俺にしときなよ」

優しげな表情だけど9割型真剣な顔で言ってくるもんだからほんとにこの人は私のことが好きなんだって一層実感しちゃったりして

でも私は結局ミンギュが好きなんだよ

「ミンギュに惚れちゃった」

「俺は？」

「じゃあソクミンの優しさに惚れた」

「優しさだけなの！？んー、、、」

＿

「でもやっぱり諦めないよ
俺はAが好きだし………うん、好き…………」

好きってストレートに自分から伝えたのに恥ずかしがってるソクミンがやっぱり可愛くて

「好きだよ」

「え！！？」

「優しいところ笑」

「あーもう………ほんとAったら…笑笑」

「ふふっ」

照れソクミンがもっと見たくてついつい意地悪しちゃうんだよね

私ってこんなことしちゃう人だったんだ………

ううん、違う

多分ソクミンにだけしちゃうだけ