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37 何も無い日 ページ37
ミンギュに頭ぽんぽんされてからずっとミンギュで頭が埋め尽くされてほんとに恋する乙女って感じ………
そう、昨日の夜まではずっと恋の悩みばっかりでもしかしたら私の恋脈アリかも…！だなんて淡い期待すら抱いていて＿＿＿
でも、朝いつも通り学校に行くといつも通りのミンギュが私におはよ！って元気よく挨拶して私もおはよって返すだけ
そしていつものようにちょっと会話を交わして教室に向かう……
あれ………昨日のってミンギュが女の子みんなにしてることなの！？意識的じゃなくて無意識！？？
だとしたらもしかしたら脈アリかもとか思ってた私の人権なくなるじゃないですか
「ヘナちゃん私はもう勘違いで恥ずかしい！！！」
「わっ！急に何？？？頭おかしくなったんじゃない？」
心配だわ……… だなんて呟く親友を横目で見つつも頭の中は相変わらずミンギュでいっぱい
そうやって考え事をしている日は気付いたらもう下校時間になっていて
今日もヘナは委員会があるとか言って教室には私1人残されてしまった
「しょうがない………帰ろうかな、」
1人そう呟いて家まで歩いて帰っていく
いつもよりスローペースで歩く私が悪かったのかは知らないけど帰ってる途中でポツポツと雨が降ってきてちょっとだけ焦った
でもどうしてちょっとしか焦らなかったのか
それは傘をさしたソクミンと偶然会ったから
ただそれだけ
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作者名：いぎょむ x他1人 | 作成日時：2021年3月14日 0時
