19 呼び捨てのハードル ページ19
「あ、ソクミンくん！！！ちょうど良かった
ちょっといい？？？」
「なになに？どうしたのイムさん」
偶然出会ったソクミンくんに話しかければ彼は万年の笑みで私の方を見てくる
そういえば私だけソクミンくん呼びじゃん………呼び捨てで呼んでもいいのに
「ソクミンくん。私の事呼び捨てしていいよ？」
「え？」
「え…………？」
石像みたいになったソクミンくん
「急にハードル高いね
呼び捨て？俺呼び捨てできるかな…………」
「なにソクミンくん照れてるの？可愛いね笑笑」
「そんなことないよ笑
それにAの方が可愛いじゃん？」
ソクミンくんそういうとこ！サラッと呼び捨てしてさらに可愛いって言ってこないでなんか照れるじゃんっ
「イムさん顔赤いよwww大丈夫？笑
あ、イムさんじゃない、A………
やっぱり呼び捨てって慣れないね
んー、ならイムさん…じゃないAも俺の事呼び捨てにしなよ！！！」
「私は無理ハードル高いから無理ｯｯｯｯｯ」
あからさまに落ち込んでるソクミンくんがなんだか可哀想で
「わ、わかったソクミンね………ソクミン………」
「ふふ、完璧じゃん笑笑」
ソクミンくん凄く嬉しそうな顔してる
それに照れてるし…可愛い
「で？確かAは俺に用があって話しかけたんだよね？あれ。そうだよね」
「あ、えっとね、サッカー！！！」
「サッカー？あー、体育でやったやつのこと？」
「そう、私窓際の席だから校庭見てたんだけどちょうどね？ソクミンくん……じゃない、
ソクミンとミンギュくんがボール蹴ってるところでね？
すごくかっこよくて！！！」
「ふふっ、ありがとねA。で、俺に惚れたとかいう話はないの？」
「ミンギュくんに改めて惚れ直した」
「……………そっか」
ソクミンくん凄く落ち込んでる
ごめんね、
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作者名：いぎょむ x他1人 | 作成日時：2021年3月14日 0時
