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9話 ページ9

私は2回遅れてしまったことがある




1回目は係の仕事で頼まれた作業で仕方なく遅れてしまった




その時はまだ付き合いたてで…



「ハァッ__ごめん、侑!」


息を切らしていると



「何が?俺今練習終わったとこやで?ナイスタイミングや」



と笑って私の走って少しみだれてしまった髪を撫でるように優しく直してくれた




今終わったっていうのも絶対嘘だ



いつも帰るときは必ず何人かバレー部員を見かける



けれど1人もいなかった



こういう展開は小さい頃の少女漫画でよく出てくることが多く、みんなそこでときめいたりする



私はこんな体験は自分には来ないと思って過ごしてきたが




その日のその体験でドキッとしてしまった




やっぱり侑は凄い…




私に体験したことのない出来事を簡単にやってのける





ドクンッ ドクンッ




ああ…またこの音…やっぱり私








侑が好き………

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設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:(名前) | 作成日時:2020年5月3日 19時

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