自業自得って知ってる？【ヒロアカ】 (ページ1)

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toga himiko ページ1

燈「てめぇのようなイカレ女にも感傷にふけるときがあるとはね」

そういう"私"の弟。

広がった火傷跡は蒼炎の威力と父親への憎しみを連想させる。

本人は嗤っていた。

ト「お家気になっただけです、フツーです。」

トガヒミコ。

彼女は親から"悪魔の子"呼ばわりされ、見捨てられた。

そしてそれは、周りも同様で。

現に彼女の実家が其れを物語っている。

"吸血アクマ" "自首しろ" "産んだ責任"

ボロボロの実家。

酷い有様だ。

"人と違う"只それだけで、いじめられる。

本当にこの社会は狂っている。

彼女には親近感が湧く、というものだ。

私達も親から見捨てられた同然、だったから。

燈「ハッ…覚悟は決まったか？」

燈矢は、聞く。

ト「何のですか」

答えるヒミコ。

燈「仕様もねぇ世界を終わらせる覚悟」

あぁ、そうだね。
壊すんだな、なぁ………………弔？

ト「今更です」

燈「いいね」

嗤う、私の弟。

燈「誰が泣こうが笑おうが明日は平等にやってくる！それなら」

火傷だらけ、継ぎ接ぎの面で。

燈「笑おうぜ、トガヒミコ」

子供のように、愉しそうに。