62、行方不明 ページ16
浜田「なぁ…座れよバケモンども。」
コイツほんまクズやなぁ…
性根くさっとーから叩き直すなんて無理やしな。
キド「…」
キドはギリッと歯ぎしりをさせて苦虫を噛み潰した顔をする。
修哉「…そうさせてもらおっかな？でもさー？僕とセトのことをそう呼んだっていいんだよ？
でも、Aとキドのこと…次そう言ったら…怒るから。」
いつもヘラヘラしている修哉が真剣な眼差しになるのが…自分が関与してるから…
ほんと、優しいよね…
幸助も…修哉も。駿はただうちの頭に手を乗せて大丈夫。大丈夫とうちの頭を撫でてくれてる。
A「修哉…そんな奴相手にしたところで意味ないよ？ほら、授業はじまるよ？」
ぼーっと授業を受けていた。
最近疲れることが多かった割に寝る時間が少なかったうちに睡魔が襲う。
夢だ。一瞬でわかった。
「何でまだ嘘つくの？」
小さな…不器用そうな女の子だった。
それが自分と気がつくのも、直ぐだった。
A「嘘なんてついてない。わからなくなっだけ。」
「嘘。分かってるよ。本当は泣きそうなことって言うことも…一人称はAってことも…
《本当》が《嘘》って決めつけて《本当》が出ないように閉じ込めて目を向けないようにしてるんだよ。」
小さな自分が無表情のまま続ける。
A「あんたに何が分かんのよ。今まで…ずっと経験してきた中で最善を選んだ結果だよ。」
睨み付けて言いつけると小さな自分が分かってないのはそっちだよ。と、そう言った…
カチンときて、小さな自分に突っかかろうとしたが上手く体が動かない。
「分かってないよ。そんなに虚勢を張って…自分自身が疲れ切ってるのを分かってないみたいに。」
A「虚勢なんて…張ってない!!」
「はぁ…確かに生きてきてその半分…半分以上をそうやって生きてきたんだもんね？
もし、もし変わりたいって本気で思うんだったら…
「おきろー。なーにねてんだ。」
A「…おはようございます…」
先生「二ノ宮、立ってるか？」
A「結構です。」
数学の先生がうちの隣に立っていた。
あぁ…聞き逃した…いや、気かなくてもよかった。
本心は、本当は自分…今の自分なんだ。
そうだ…
そうだ…
嘘なんて…ついてない…
結局…授業には集中出来なかった。
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バニア - 結尾さん» ありがとうございます！( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただけて嬉しいです！ (2014年5月22日 11時) (
レス) id: ff63b9ddb9 (このIDを非表示/違反報告)
結尾(プロフ) - 更新お疲れさまでした！ 最後がどうなったのかが自分で想像できておもしろかったです！ (2014年5月21日 18時) (レス) id: 0f6db49150 (このIDを非表示/違反報告)
バニア - 雪菜@カノ廃←←さん» ありがとうございます！更新頑張りますっ！( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年5月20日 22時) (レス) id: ff63b9ddb9 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜@カノ廃←←(プロフ) - あああっ！Σ(° д° ﾉ)ﾉ そういうことですか…！ まさかそう来るとは…ﾑﾑ、これからの展開が楽しみです！！ 応援してます、更新頑張ってください！ (2014年5月20日 22時) (レス) id: 0dbeae5fc2 (このIDを非表示/違反報告)
バニア - スララさん» ありがとうございます!!こうしんがんばってきやーっす!!＾＾ (2014年5月20日 16時) (レス) id: 0d0956ad2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バニア | 作者ホームページ：http://puchiamatheater
作成日時：2014年1月21日 19時
