第五十一話 モチベーション ページ10
曲がはじまった後、勇利のジャンプは次々と成功していった。
途中で手がついてしまったのもあったが、回りきっている。
勇利の気持ちではすべてやりきった感じはあったが、ヴィクトルの方向を見ると。
ヴィクトル「んふふ････」
全然顔が笑っていない。
ヴィクトル「前半はすごくよかったよ、でも後半ジャンプに気持ちが行き過ぎて演技がおろそかになってたよね」
勇利「ﾊｲ」
ヴィクトル「あーゆうの好きじゃないなぁ〜俺〜」
勇利「ﾊｲ」
なぜ怒られているのかミナコ先生も西郡にも分からなかった。
しかし、勇利の点数は94.36という高得点を叩き出した。
ヴィクトル「プレッシャーないなら100点代ぐらいいくかとおもった」
勇利「そうだね、ヴィクトルは世界歴代最高で100点代何回も更新してるもんね〜」
ものすごく棒読みだ。
ヴィクトル「そうだ勇利。明日のフリーなんだけど･･･」
一体ヴィクトルは何を言おうとしているのか、考えていると
ヴィクトル「ジャンプの難易度を下げて演技に集中すること！」
勇利「え？」
理解がすぐには追いつかず、ヴィクトルの話が続く。
ヴィクトル「練習でも成功したことないよね？」
勇利「でも！！」
ヴィクトル「シーズン序盤で難易度下げるのは悪いことじゃないだろう？勇利はグランプリファイナルにピークを合わせて調整することが第一だよ！」
そんなこと言われても・・・・
ヴィクトル「コーチの言うこと、聞けないの？」
そうやって・・・僕を追い込む・・・。
まだAのほうが・・・優しかった・・・。
いや・・・・甘えすぎてたのかな･･･僕自身が･･･。
ヴィクトル「ﾜﾝﾜﾝ！」
勇利「････」
最近まで一緒にずっと居たけど、まだ数日しか経ってないけど･･･。
こんなに寂しいだなんて思っていなかった･･･。
A････僕･･･。
大丈夫かな････。
A「ハッ！！！勇利の寂しさを察知！！」
ユーリ「きめぇよ」
次は南君の番になり、リンクに入る前に勇利の顔を見て目を光らせた。
しかし勇利はその目の光のプレッシャーだったのか目をそらすと南君はそれに傷つき落ち込みながらリンクへと向かった。
ヴィクトル「他人のモチベーションを上げられない人間が自分のモチベーションを上げられるのかい？
勇利にはがっかりしたよ。」
ヴィクトルが下げた僕のモチベーションはどうなっちゃうんだよ！？
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雷焔＠maimai(プロフ) - 夜月さん» ありがろうございます！やっとのことで更新できる状態になったのでもしよければまた見てくださると嬉しいです・・・。 (2018年8月1日 0時) (
レス) id: 294dc2513e (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - この作品とても素敵です、更新頑張ってください、楽しみにしてます。 (2018年2月26日 10時) (レス) id: d9d3338933 (このIDを非表示/違反報告)
雷牙 - 更新頑張って (2017年11月18日 23時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
雷焔＠maimai(プロフ) - サカ。さん» ありがとうございます！更新遅くなってますが、宜しくお願いします！ (2017年4月17日 9時) (レス) id: 839b7fda83 (このIDを非表示/違反報告)
サカ。(プロフ) - 毎回楽しみに拝見させていただいてます。頑張ってください! (2017年4月13日 22時) (レス) id: 124ecf5c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雷焔＠maimai | 作成日時：2017年3月20日 17時
